投資信託

評判のJPMベスト・インカム(毎月決算型)の運用成績・見通しを徹底解説!

「そろそろ資産運用を考えなければ」

そう考えた末に投資信託に辿り着き、

「どうせなら大きく儲けたい」

と新興国などリターンの大きい投資信託を購入しようと考るも、

最終的には「バランス型」の投資信託で安定運用する方針に落ち着くことが多いように思います。

しかし、バランス型の運用は本当に合理的な選択肢なのでしょうか?

今回はバランス型投資信託「JPMベスト・インカム(毎月決算型)」の分析を実施していきます。

 

投信の総論は以下の記事でまとめています。

⇒<投資信託とは>仕組みと投信用語、有名投資信託のリターンを分析。

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)– 概要と運用方針 –

JPMベスト・インカムは投資対象地域を日本含みグローバルとした、

投資信託、資産複合(株式、債券、不動産投信)を運用する「ファンズ・オブ・ファンズ」です。

 

基本的な形態は投資信託に投資する投資信託ということで有名なセゾン投信と同様ですね。

 

ファンズ・オブ・ファンズ

https://safe.tr.mufg.jp/cgi-bin/toushin/tsl.cgi/funds/17312149/20180614-17312149.pdf

 

JPMベスト・インカムの方針は交付目論見書より引用します。

 

1.世界の債券、株式、リート(REIT)、その他の有価証券を投資対象とし、高いインカム収益 および値上がり益が期待できるアセットクラスに分散投資します。

世界の債券、株式、リート、その他の有価証券に投資するグローバルインカムファンドの組入比率を 高位に保つとともに、円建ての公社債に投資するマネープール・ファンドにも必ず投資します。

2.市場環境等の変化に応じて組入れるアセットクラスおよびその配分を機動的に変更します。

マクロ経済の予測や、各アセットクラスの評価・分析の情報をもとに、市場環境等の変化に応じて、 インカム収益および値上がり益が最も期待されるアセットクラスを選択し、その配分を機動的に変更 します。

3.J.P.モルガン・アセット・マネジメントのグローバルなネットワークを活用します。

J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界の関連会社の資産運用ビジネスのブランドです。

▪マルチ・アセット・ソリューションズによる予測や、世界各国に所在する各アセットクラスの運用チーム からの評価・分析の情報が運用担当者(マルチ・アセット・ソリューションズ所属)に伝えられます。

▪運用担当者は各アセットクラスの運用チームと日々情報交換を行い、市場環境等の変化に応じて、 組入れるアセットクラスおよび配分を機動的に見直します。

(引用:交付目論見書

 

JPMベスト・インカムは「ファンズ・オブ・ファンズ」とされていますが、

具体的なファンドの仕組みは以下のようになっています。

 

ファンドの仕組み

https://safe.tr.mufg.jp/cgi-bin/toushin/tsl.cgi/funds/17312149/20180614-17312149.pdf

 

ベビーファンドの資金をマザーファンドに投資し、

その資金をマザーファンドは2つの投資先ファンドにまたも投資、

投資先のファンドが実際に資産運用を実行します。

 

マネープールファンドはマネープールマザーファンドを通じて有価証券に投資する形となっています。

具体的な資産状況・保有銘柄を見ていきましょう。

 

資産状況・保有銘柄

https://safe.tr.mufg.jp/cgi-bin/toushin/tsl.cgi/funds/17312149/20180614-17312149.pdf

 

米国投資が基本でハイ・イールド債と先進国株式が大半を占めています。

 

ハイ・イールド債とは、利回りが高く信用格付が低い債券のことで、ジャンク債などともいわれます。イールド(yield)とは、直訳すると、収益、利回りという意味となります。

具体的には、格付会社などで信用格付がBB(ダブルビー)以下の評価をされている債券で、信用度が低い分、格付の高い債券より金利が高く設定されています。

出典:ハイ・イールド債 (ハイ・イールドさい)

それでは具体的な運用成績をみていきましょう。

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の運用成績・パフォーマンス

JPMベスト・インカム(毎月決算型)はベンチマークを設定していませんので、

基準価額とトータルリターンをみていきましょう。

 

JPMベストインカムの基準価格の推移

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の基準価額は設定日が2014年の9月で10,018円でしたが、

2018年9月時点で9,329円となっています。

 

バランス型で安定的な運用を目指すことになる投資信託ですが、

基準価額は下がってしまっていますね。

以下はそれぞれのパフォーマンスですが、トータルリターンに注目しましょう。

 

1年 3年(年率) 5年(年率)
トータルリターン 5.65% 2.73% 4.41%
カテゴリー 6.76% 2.86% 3.95%
標準偏差 18.36 11.21 9.03
カテゴリー 11.64 8.57 7.74
シャープレシオ 0.31 0.24 0.49
カテゴリー 0.66 0.36 0.53

 

年率で3年は3.2%、直近の1年では1.48%ですね。

標準偏差は非常に小さく、ブレ幅がない、バランス型投信の特徴が出ていると言って良いでしょう。

他のバランス型の投資信託とも比較してみたいと思います。

 

他のバランス型投資信託との比較

別記事で、ベトナム・ASEAN・バランスファンドも分析をしましたが、

今回も同様に上記ファンドの他にセゾン・バンガード、トレンド・アロケーションオープンとを比較したいと思います。

☞ 評判の『ベトナム・ASEAN・バランスファンド』(愛称:V-Plus)の運用成績・見通しを評価。

 

基準価額、純資産は 2021年03月23日 現在
トータルリターン等評価情報は 2021年02月28日 現在

ファンド名 JPM ベスト・
インカム(毎月決算型)
セゾン バンガード・
グローバルバランスF
ベトナム・ASEAN・
バランスファンド
トレンド
・アロケーション
・オープン
基準価額 9,215円 17,603円 12,727円 10,645円
販売手数料 3.3% 0% 3.3% 2.2%
信託報酬等(税込) 1.62% 0.57% 1.98% 1.18%
トータルリターン
1年
5.65% 11.94% 19.41% -13.78%
トータルリターン
3年(年率)
2.73% 6.61% 2.24% -5.37%
トータルリターン
5年(年率)
4.41% 7.10% 7.34% -1.11%
トータルリターン
10年(年率)
-- 8.29% 10.24% --
シャープレシオ1年 0.31 0.91 0.83 -1.18
シャープレシオ3年 0.24 0.62 0.14 -0.62
シャープレシオ5年 0.49 0.71 0.55 -0.15
シャープレシオ10年 -- 0.75 0.71 --
標準偏差1年 18.36 13.13 23.38 11.73
標準偏差3年 11.21 10.59 15.93 8.64
標準偏差5年 9.03 10.03 13.45 7.29
標準偏差10年 -- 11.09 14.43 --

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の基準価額は最も低く、

トータルリターンも3年の年率で見ると、ワースト2、直近も同様の順位となっていますね。

 

ベトナム・ASEAN・バランスファンドの優秀さが際立ちますね。

 

標準偏差とは、投資の世界では「リスク」として認識され、

価格変動のブレ幅ということを意味しますが、

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の標準偏差は直近1年では最も低く、

価格幅のブレはあまりなく安心できそうな水準ですね。

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の高い手数料

最後にJPMベスト・インカム(毎月決算型)の手数料を確認しておきましょう。

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の購入手数料は3.24%(税抜3.0%)となります。

 

信託報酬は年率で1.60%(税抜1.53%程度)となり、

一般的なアクティブ型の日本国内投資信託(年率1.53%)よりも高い水準にありますね。

 

バランス型の投資信託でこの手数料、そしてトータルリターンは少し考えものですね。

 

JPMベスト・インカム(毎月決算型)のまとめ

JPMベスト・インカム(毎月決算型)の分析を実行してきましたが、

基準価額も低下中、トータルリターンも低い水準となっていますので、

他の投資先を探してほうが良さそうです。

おすすめの投資先は私のランキング記事で紹介していますので参考にしてみてくださいね。

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