World Heritage Sites and Tourist Attractions

Experience a puja at the Temple of the Sacred Tooth Relic in Kandy!! Discover the highlights around Kandy, including recommended hotels.

19 April 2019

スリランカは世界遺産が北海道の8割型の国土に8個の世界遺産が存在する観光大国です。

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スリランカの一番の名所といえば誰もが口を揃えてシギリヤ・ロックと言われることかと思います。

Related:スリランカの一番の観光名所『シギリヤ・ロック』完全ガイド!行き方・見所・ベストシーズンを含めて徹底解説。

 

しかし、スリランカの世界遺産が密集している文化三角地帯と言われる地域には5個の世界遺産が密集しています。

文化三角地帯はアヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディを結んだ三角地帯です。

アヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディを結んだ三角地帯

 

折角、シギリヤロックに行かれたのであれば周りの世界遺産も同時に回るのが得策です。

本日はシギリヤロックの次に有名で幻想的な雰囲気を持っている『キャンディ仏歯寺』についてお伝えしていきたいと思います。

 

因みにキャンディは街自体が世界遺産に登録されています。

植民地時代の雰囲気と現地の風情が融合してなんともいえない情景を醸し出しています。

キャンディ仏歯寺(Temple of the sacred tooth relic)の歴史

キャンディ湖のほとりにたてられたスリランカで一番有名なお寺がキャンディ仏歯寺です。

名前からも想像できる通り仏教の創始者であるブッダの歯がまつられているスリランカの仏教徒にとって特別な寺院です。

 

釈迦の死後に釈迦の歯は仏歯としてインド各地に分散しました。

その中の犬歯はインドの東部のカリンガに安置されていました。

 

釈迦の死後約800年後の4世紀にスリランカのスリー・メーガワンナ王の時代にカリンガから当時の首都であったアヌラーダプラに持ち込まれました。

年代記『チューラワンサ』の中で左の糸切り歯がカリンガの王女ヘーママーラによってもたらされたと記されています。

仏歯のスリランカへの移動

 

以降、日本の天皇家でいう三種の神器のように王権の権威を象徴するモノとして大切に保管されてきました。

その後、王都が移動する度に仏歯もアヌラーダプラ→ポロンナルワ→キャンディと移動し仏歯の安置所で祀られてきました。

 

スリランカ国内での仏歯の移動

キャンディー仏歯寺の正式な名称は『ダラダー・マーリガーワ寺院』となっています。

マーリガーワは宮殿の意味で仏教寺院というより神殿の雰囲気を醸し出しています。

因みに毎年8月に実施されるペラヘラ祭りでは仏歯が象の背中に乗って世界遺産の街『キャンディ』を練り歩きます。

キャンディ仏歯寺の見所とプージャ体験

キャンディ仏歯寺はシンハラ建築となっています。

この項目ではキャンディ仏歯寺の魅力についてお伝えしていきたいと思います。

シンハラ建築の粋を尽くした八角堂

入り口から入った時に目に入るのがシンハラ建築の粋をつくした八角堂です。

キャンディといえば八角堂の写真がよく紹介されています。

 

因みにに夜にいくとライトアップされて非常に綺麗です。

キャンディー仏歯寺の八角堂

 

八角堂は元々は王の休息所として建築されましたが、植民地時代には拘置所として使用されていました。

現在では図書館として平和的に利用されています。

 

チケットは八角堂の横の道で購入することができます。

因みに価格は1500スリランカルピー(約900円)でシーギリヤロックの3分の1の価格です。

仏歯寺のチケット

 

エントランスにペラハラ祭りが描かれた壁画

仏歯寺のエントランスを抜けると綺麗な壁画が姿を表します。

壁画はスリランカ最大のペラハラ祭りの様子を描いたものとなります。

仏歯寺のエンタランスホール

 

ペラハラは仏歯を象の背中に乗せて5日間キャンディの街を練り歩く祭りです。

因みに仏歯寺ではペラハラ祭の際に以下のエントランスで象の腰に仏歯を乗せて外へと出て行きます。

キャンディ仏歯寺のエントランス

 

豪華絢爛な通路

階段を登って左に曲がると以下のように豪華絢爛な通路となります。

仏歯寺の豪華絢爛な通路

奥に見えるのは仏歯が納められている本堂で二階建てとなっています。

 

毎日3回実施される礼拝『プージャ』を見よう!

イスラム教も毎日礼拝があるように敬虔な仏教徒も礼拝『プージャ』を行います。

キャンディ仏歯寺では5:30、9:30、18:30の3回に分けてプージャを毎日実施しています。

 

なぜ、ブッダは決まった時間に食事をとっていたらしく、ブッダが食事を取っていた時間に設定されています。

筆者は夜の18:30の部に参加しました。

Related:【スリランカ旅行記④】世界遺産のダンブッラ石窟寺とキャンディー仏歯寺を観光!紅茶工場を挟んでプージャを体験。

 

18:30からとなっていますが18:20くらいから本堂前で演奏が始まります。

一部始終を見たい方は18:10にチケットを買って本堂前で待機するのがよいでしょう。

 

時間になると仏歯寺の多くのスリランカの現地の方が集まり仏歯寺を埋め尽くします。

18:25に祈りの儀式が執り行われた後に本堂の1階の扉が開かれますが中を確認できるのは一瞬の間だけです。

 

左は楽器による演奏の様子で、右はうっすらと見える本堂一階の内装です。

プージャ前の儀式

 

その後、仏歯が納められている容器が開帳となる2階に移動します。

ベストポジションをとるために急いでいたため左ぶれていますが切迫感が伝わるかと思います。

 

その後、18:40まで10分程まった後に仏歯が入れられた容器がご開帳になります。

仏歯の入っている容器の開帳

 

上記の右の写真をご覧いただければわかりますが仏歯が納められている本堂2階に入場している方がいます。

しかし、我々観光客は入場することができます。

 

仏歯の本堂に入ることができるのは仏歯寺から特別な許可を与えられた人のみです。

筆者の専属ドライバーで敬虔な仏教徒であるアサンカも仏歯寺に特別なコネクションを使用して人生で1度だけみることができたそうです。

 

以下は筆者が仏歯が納められている容器をズームで取ったものですが黄金で輝いています。

仏歯が納められた容器をズームした映像

 

コラム:服装にはご注意を!

キャンディ仏歯寺はスリランカ人にとって非常に神聖な場所です。

日本で例えると皇居や伊勢神宮の中に入るようねイメージです。

 

短パン、タンクトップ、ダメージジーンズ等のラフな服装では入ることは出来ません。

スリランカは気候が年中30度近い高温な気候となっています。

しかし、キャンディは標高1000mにあるので20度近辺で比較的過ごしやすいので長ズボンでも不快感はありません。

 

現地の参拝者も白い服を着ているので、白のポロシャツ等を着ていくのがよいでしょう。

因みにキャンディ仏歯寺の中には靴を脱いで入るので、サンダルで旅行しても大丈夫です。

ただ足は結構汚れてしまいますので気になる方はウェットティッシュを持参するのも一つの手ですね!

 

ドレスコードには気をつけていきましょう!

 

仏歯寺以外のキャンディ周辺の見所

キャンディは仏歯寺だけではなく街全体が世界遺産です。

キャンディ仏歯寺周辺の見所についてもお伝えしていきたいと思います。

 

キャンディ(Kandy)の街並み

キャンディは緑豊かな丘陵地帯に存在しています。

街の中心にはイギリスの植民地時代に建てられた『クイーンズホテル』が立地しています。

Queens hotel

 

クイーンズホテルは後でホテルの項目でも紹介したいと思います。

1844年から営業しており当時のままの姿で残っています。

 

キャンディ湖

丘陵地帯ということで標高も若干高く高温のスリランカの中で避暑地としても活用されています。

観光名所は人造湖であるキャンディ湖の周りに集中しており、高台からは仏歯寺の全体像を見渡すことができます。

キャンディ湖の周辺

キャンディ湖は悲しい歴史を持っています。

キャンディ湖は19世紀初めにキャンディ王国最後の国王であるスリー・ウィクラマ・ラジャシンハによって景観のために作られました。

 

王はインド南部の王朝の姫と結婚していましたが、姫が王に景色がよい湖を作ることを要請しました。

当時現在キャンディ湖があったところは良質な水田だったそうです。

 

そのため、湖建設に反対する大臣もいましたが王によって家族もろとも殺害されてしまいました。

他にも建設を拒否した190人の人夫を残酷な串刺しの刑で処刑し悪名高い王として今も語り継がれています。

串刺しの刑

 

結果的に民の反感を買いキャンディ王国の滅亡を招きました。

 

キャンディアンダンス

キャンディ湖のほとりにある『キャンディ芸術協会』で鑑賞ができる『キャンディアンダンス』も見所となっています。

プージャは夕方の部は午後6時からとなっています。

 

キャンディアンダンスは午後5時から午後6時の1時間なので非常に有効に活用することができます。

キャンディアンダンス会場は仏歯寺から湖沿いを5分程歩くと到着します。

キャンディアンダンスの場所

 

豪華絢爛な衣装をまとった踊り子が打楽器の音楽に合わせて優雅に踊り華やかです。

夏場の観光シーズンでは満席状態になるほどの人気を博しています。

 

キャンディアンダンス

 

上記は筆者が実際に観覧したショーですが1時間で1000スリランカルピー(約600円)とお手頃価格で観覧することができます。

 

ゲラガマ・ティー・ファクトリー

1903年創業の紅茶工場兼ティーサロンです。

ゲラガマ・ティー・ファクトリー

キャンディの中心部から車で45分ほどの場所にあります。

茶葉ができるまでの工程をガイドつきで見学することができます。

ゲラガマ・ティー・ファクトリーの製造工程

 

また、工場見学後はテイスティングタイムと紅茶の購入ができます。

紅茶のテイスティング

 

英国等の欧州や日本で購入する金額の3分の1以下の価格で購入することができるので是非とも購入しておきたいところです。

筆者は20,000スリランカルピー分の紅茶を大量に購入しました。

 

Golden Chips(高級紅茶):6500スリランカルピー
Silver Chips(Golden Chipsの薄いバージョン):5000スリランカルピー
BOPF(濃い紅茶でミルクティーと相性抜群):2500スリランカルピー
BOPF(上記の型落ちバージョン):1500スリランカルピー
OP(薄い紅茶でストレート用):2500スリランカルピー
OP(上記の型落ちバージョン):1500スリランカルピー
小さいOP:500スリランカルピー

Related:What are the recommended tea brands in Sri Lanka? A round-up of the best products and shops for souvenirs!

 

ペラデニヤ植物園

ペラデニヤ植物園はキャンディからは若干の距離があります。

移動手段については下段で詳しく説明したいと思います。

ペラデニヤ植物園の位置

ペラでニヤ植物園は約4000種類もの植物が植えられています。

各国の著名人たちの記念樹がうえられており先日退位された上皇・上皇后も植樹をされています。

 

キャンディへの移動手段

スリランカの窓口であるコロンボからキャンディへの移動手段は主に三つあります。

コロンボーキャンディは主要都市間の移動ですので公共交通機関も充実しています。

 

しかし、小回りや、数ある観光名所を効率よく周遊することを考えると、3つめのタクシーチャーターが現実的な選択肢となります。

実際、個人でスリランカ旅行をされる方は基本的にはタクシーチャーターを利用されています。

この項目では公共交通機関を含めて網羅的にキャンディまでの移動手段を解説していきます。

鉄道でコロンボ〜キャンディ駅へ

まずは鉄道でコロンボからスリランカへ向かうプランです。

移動にはスリランカ国営鉄道である『Srilanka railway』を使用します。

 

私が旅行をした2019年11月12日時点で検索をしてみます。(→時刻表検索)

コロンボの主要駅である『COLOMBO FORT』から『KANDY』を指定します。

スリランカ国営鉄道の検索画面

 

すると約1.5時間間隔で発着しており、所要時間は約3時間程度となっています。

コロンボからキャンディの列車の時間

 

価格は2等席で190スリランカルピーつまり約110円、3等席で105スリランカルピーつまり約60円という格安価格となります。

因みに予約は以下の通り電話でしか出来ないとなっており、日本からは非常に難易度が高くなっています。

 

Reservations Can be done by Dialing 365 from Mobitel/Etisalat Phone Lines and 1365 by SLT phones from 30 days before the date of the journey ( For Intercity/AC Intercity Trains )
Quote:Srilanka Railway

 

結果的に窓口で購入することとなりますので予定が立て辛いですね。

 

またキャンディ駅はキャンディ市街や仏歯寺からは1kmの距離にあるので徒歩圏内なのは便利な点ですね。

キャンディ駅の立地

 

バスで移動する

コロンボからキャンディへはバスで移動することも可能です。

コロンボのバスステーション

 

バスターミナルでチケットを購入する形式となっています。

キャンディまでのエアコン付きのバス代金は300スリランカルピーつまり約180円となっています。

 

ただ実際にバス旅行をした方に話を聞くと、出発してエンストしてバスターミナルに戻らされたという事故も発生したみたいです。

新興国のバスは遅延は当たり前ですし、当然時間の正確性を求めることは難しいです。

 

また新興国独特の匂いに苛まれるので、耐性のない方はやめておいた方が良いでしょう。

 

(おすすめ)安心安全なタクシーチャーター会社を利用する

私が実際に利用したのはスリランカタクシーチャーターサービスが運営している『ランカミー(Lanka Me)』です。

というのも8泊9日の旅でしたが、全ての世界遺産を含めて全ての観光名所を回る予定なので、効率性を重要視したためです。

 

最も多いのは4泊5日から5泊6日の方だと思います。

コロンボからキャンディは公共交通機関は発達していますが、その他の地域は必ずしも充実しているとは言えません。

短い旅行期間で移動で時間をロスするのは大きな機会損失なのです。

 

タクシーチャーターであれば、しっかり教育を受けた専属ドライバーが『Door to Door』で全旅程をバックアップしてくれます。

価格も最初に決まっているので、ぼったくられるのではという心配に苛まれることはありません。

 

価格は日本に比べると格安で季節によりますが1日1台あたり約1万円です。

3人で旅行をすれば1日あたり約3000円で快適に尚且つ効率よくスリランカ旅行を満喫することができます。

私も実際に9日間利用して大変満足感が高かったので以下の記事も参考にしてみてください!

 

スリランカタクシーチャーターリミテッド

 

Related:ランカミー(Lanka Me)ってどんなサービス!?スリランカ旅行には必須のタクシーチャーターサービスの魅力を解説!

 

おすすめのホテル2選

旅行においてホテルは重要なポーションを占めます。

なお、シギリヤロックでおすすめしたヘリタンスカンダラマを拠点として、シギリヤロックとキャンディを二日かけて回るという選択肢も魅力的です。

 

→ Review of the hotel used during my trip to Sri Lanka!! A thorough assessment based on price, accessibility from tourist spots, booking methods, and comfort level.

 

高級:クイーンズホテル

ホテル自体が観光名所となっているクイーンズホテルです。

クイーンズホテルは160年前の英国植民地時代に建立された高級ホテルです。

 

立地としても市街地にあり仏歯寺とも目と鼻の先にあります。

キャンディのQueens Hotelの立地

 

因みに価格は1部屋2人のプランで一泊$120-$140つまり1万3000円〜1万5000円で宿泊することが出来ます。

クイーンズホテルの価格

 

日本のビジネスホテルと同等の価格なので高級ホテルにしては安価といえる水準ですね。

スリランカへの移動の疲れを癒すという意味では一泊してみても良いかもしれません。

Queens Hotel HP

 

 

経済的:オゾカンディスリランカ

経済的なホテルで尚且つキャンディの観光名所から近いという観点でExpediaで選ぶと『オゾカンディスリランカ』が魅力的な選択肢です。

Expedia

 

オゾカンディスリランカ

 

価格を抑えようと思うと千円程度のホテルも存在していますが、冷房がなかったり清潔感に欠けるという欠陥があります。

日本人が快適に過ごせるというレベルのホテルを選ぶのであれば5000円近辺のホテルを選んだ方が無難です。

 

なお、オゾカンディスリランカは以下のとおりキャンディ湖のほとりにあるので観光にも非常に便利です。

オゾカンディスリランカの場所

 

Summary

キャンディは仏歯寺だけでなく見所が多いスリランカ有数の観光地となっています。

キャンディを足場にしてシギリヤロックをはじめとした文化三角地帯の名所を周っていきましょう!!

皆さんのスリランカ旅行が幸あらんことを願っています。

 

Related: A comprehensive guide to Sri Lanka's eight UNESCO World Heritage Sites! Discover all the must-see attractions in one go.

To make your trip to Sri Lanka a rewarding one!

The author has visited over 40 countries during his time from university to his working life.

In developed countries like Europe and America, as well as in Southeast Asia and China, public transport is well-developed and English is widely understood, so I travelled with a rucksack.

 

However, Sri Lanka still lacks a well-developed public transport system, making chartering a taxi the most viable option for getting around.

Sri Lanka boasts numerous World Heritage Sites within its borders, and chartering a taxi to efficiently tour the attractions is another appealing aspect.

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