女性の一人旅!スリランカのアーユルヴェーダを満喫する4泊5日ツアーのモデルコースを体験談を元に解説!

Reisverslag van Sri Lanka

Solo reizen voor vrouwen! Een voorbeeldroute van 4 nachten en 5 dagen om te genieten van Sri Lankaanse Ayurveda in een hotel, uitgelegd op basis van persoonlijke ervaringen!

2019年4月27日

今回はスリランカでアーユルヴェーダー巡りを一人旅でした女性の方の体験談です。参考にしていただければと思います!

日程は4泊5日、予算は約30万円。

女性の一人旅でも安心して楽しめるよう移動は政府公認のタクシーチャーターを利用し、空港送迎から各地観光までサポートしてもらいました。

旅の目的は、本場スリランカでアーユルヴェーダの施術とリゾート滞在を満喫すること。

 

滞在地に選んだのは、到着後すぐ行ける西海岸ネゴンボのJetwing Ayurveda Pavilionsと、キャンディ近郊マータレー高原の隠れ家リゾートAyu Piyasais.

それぞれ環境が異なる2か所で、アーユルヴェーダ三昧の毎日を過ごしました。

今回は、その体験記を日程順に綴りながら各施設の詳細や施術・食事の五感に響く描写を交えてご紹介します。

まず簡単に旅程をまとめます。

 

Schema 場所 Inhoud
Dag 1 Negombo スリランカ到着後、Jetwing Ayurveda Pavilionsにチェックイン。
初日の夜からアーユルヴェーダリゾート体験スタート。
Dag 2 Negombo Jetwing Ayurveda Pavilionsで終日アーユルヴェーダプログラム体験。
(ヨガ/トリートメント/アーユルヴェーダ食)
Dag 3 ネゴンボ ⇒ マータレー 午前中ネゴンボ発、専用タクシーで高原のマータレーへ移動。
Ayu Piyasaにチェックイン後、午後から施設プログラムに参加。
Dag 4 マータレー Ayu Piyasaで終日アーユルヴェーダプログラムを満喫。
(ヨガ/トリートメント/オーガニック薬膳食)
Dag 5 マータレー ⇒ 帰国 早朝に最終トリートメントを受け、朝食後チェックアウト。
タクシーで空港へ向かい帰路につく。

私がこの旅行の間に活用したタクシーチャーターはランカミー(Lanka Me)になります。

旅程を立てる段階から相談に乗ってくれて、準備段階から帰りの空港までトータルサポートしてくれて心強い味方になってくれました。

 

 

1日目: ネゴンボ到着~Jetwing Ayurveda Pavilions滞在開始

スリランカのバンダラナイケ国際空港に到着し、事前予約していたチャーター車でネゴンボ市内のリゾートへ向かいました。

空港から車で約30分とアクセス抜群で、移動の疲れもほとんど感じません。

Jetwing Ayurveda Pavilionsは、市街地の喧騒から少し離れた場所に佇むアーユルヴェーダ専門のホテル。門をくぐると、一気に静かな癒しの空間が広がりました。

 

レセプション棟を抜けると、中庭に石造りのプールが現れます。

ヴィラ群に囲まれたこのプールは開放感たっぷりで、南国の花や木々に囲まれたオアシスのようでした。

レストランもプールに面しており、朝は水面に反射する日差しがまぶしいほど。

オープンエアの造りなので、時折蝶やトンボが舞い込んでくるほど自然と一体になっています。

 

Jetwing Ayurveda Pavilions

 

緑豊かな敷地内には12棟のプライベートヴィラが配されており、それぞれが塀に囲まれて独立しています。

フロントで伝統的な合掌の挨拶「アーユボワン!」を受け、ハーブの香り漂うウェルカムドリンクをいただきながらチェックインの手続き。

スタッフは皆笑顔で丁寧に対応してくれ、女性の一人旅でも安心感があります。

 

部屋と施設の雰囲気: 私が案内されたのは「クィーンパビリオン」という1人用ヴィラでした。

驚いたのは、ヴィラの入口ドアを入るとすぐに施術ベッドが2台並んだトリートメントスペースが備わっていたことです。

 

アーユルヴェーダの施術ルーム

 

専用の施術ルームが客室内にあるなんて、まさにアーユルヴェーダに特化したホテルならではの贅沢な造りです。

 

クィーンパビリオンの室内

 

施術エリアの先には小さな中庭を挟んで寝室があり、高い天井とファンが回る開放的な空間になっています。

室内は木や土壁の温もりを感じるナチュラルなインテリアで統一され、シングルベッドが二つとシンプルな書斎机、

クローゼットなど必要最低限の家具だけが置かれていました。

 

テレビは一切なく、代わりに窓からは木々の緑と小鳥のさえずりが楽しめます(デジタルデトックスのため意図的にテレビを置いていないそうです)。

バスルームにはシャワーと大きなバスタブも付いており、旅の疲れを癒やすのに十分。

 

バスルーム

 

部屋の照明は少し暗めですが、その分夜は虫の声や風の音がよく聞こえ、自然に抱かれて眠りにつくことができました。

 

チェックイン後、まずは担当アーユルヴェーダ医師との初回コンサルテーションが行われました。

白衣を纏った優しい笑顔のドクターが脈診と問診を行い、「長旅で消化器が少し弱っているから今日は消化に優しい食事にしましょうね」といったアドバイスをくださいます。Jetwingでは4名のアーユルヴェーダ医師が常駐しており、私を担当してくれたのはベテランの先生でした。

事前に渡していた問診票(日本語版あり)や脈の状態から私のドーシャ体質を診断し、滞在中の施術プログラムと食事メニューの方針を決めていきます。

 

「今夜は移動疲れもあるでしょうから、オイルを使わない軽めのトリートメントにしましょう」と提案され、到着当日の夜は穏やかなハーバルスチームバスとフットマッサージのみ受けることになりました。

専属セラピストが部屋まで来て施術をしてくれるので、終わったらすぐベッドで休めるのがありがたかったです。

蒸気に含まれたハーブの香りが肌に染み渡り、足裏をじっくり揉まれるうちに体の芯からポカポカ温まってリラックス…長時間のフライトでむくんでいた足もすっきり軽くなりました。

 

施術後はそのままルームサービスで夕食をいただきました。消化に良いというメニューは野菜中心のスリランカ家庭料理です。

玄米がゆにかぼちゃのポタージュ、小皿に盛られた副菜はモリンガ(ワサビノキ)の葉炒めやビーツの和え物など色とりどり。

スパイスは控えめで優しい味付けですが、素材の旨味がじんわり感じられます。

中でも感激したのがキチャディと呼ばれる豆と米を煮込んだお粥で、クミンや生姜がほのかに香り胃に染み入る美味しさでした。

「これぞ薬膳!」という滋味深い夕食を平らげる頃には心身ともに落ち着き、到着日の夜は深い眠りにつきました。

 

2日目: Jetwing Ayurveda Pavilionsでのアーユルヴェーダ三昧

Jetwing滞在2日目。朝5時過ぎ、小鳥のさえずりで目覚めました。6時からの無料ヨガクラスに参加するためです。まだ薄暗い中、ヴィラを出てヨガホールへ向かうと、既に何人かの宿泊客がマットを敷いていました。

インストラクターの先生は地元スリランカの方で、優しい英語でゆっくり指導してくれます。夜明け前の澄んだ空気の中、呼吸法と太陽礼拝で体を目覚めさせるひとときは本当に爽快でした。レッスンが終わる7時頃にはちょうど朝日が昇り、オープンエアのヨガスペースから黄金色の光が差し込みます。大地のエネルギーを全身で感じ、心身ともに清々しくスタートを切ることができました。

 

ヨガホール

 

ヨガの後はレストランで朝食です。アーユルヴェーダ医師の指示でドーシャ(体質)別メニューが用意されており、私はヴァータ(風のエネルギー)を整える食事とのこと。温かいハーブティーと一緒に運ばれてきた朝食プレートには、ゴツコラ(長命草)入りのハーブポリッジ、ココナッツのチャトニ、パパイヤなどの南国フルーツが彩りよく盛られていました。

ポリッジはスパイスの香りがほのかにするクリーミーなお粥で、胃に優しく染み渡ります。添えられたハーブボール(薬草団子菓子)はほんのり甘く、食後のお口直しにピッタリでした。

 

朝食後しばらくして、いよいよ本格的なアーユルヴェーダ施術の時間です。

8時から2時間半のトリートメントを受ける予定との連絡があり、施術着に着替えて待機します。

開始前に再度ドクターのミニ問診があり、今朝の体調やヨガ後の様子などを伝えました。先生は「今日はお天気も良く湿度も高いので発汗もしやすいでしょう。

しっかりデトックスできるようマッサージはやや強めにしましょうね」とその場で施術内容を微調整してくれました。

毎日細やかに体調を見極めて内容を調整してくれるのは、とても安心感があります。

 

オイルマッサージ

 

それからセラピスト2名によるシンクロニイズド・アビヤンガ(伝統的全身オイルマッサージ)が始まりました。額に香り高いゴマ油を垂らすシロダーラでは、額に温かなオイルが糸のように垂れ続け、次第に意識がふわふわと瞑想状態に…。

全身マッサージではたっぷりの薬草オイルで頭の先から足の指までくまなく揉みほぐされ、滞っていたリンパが一気に流れ出すのが分かります。

時折ハーブボール(温めた薬草の詰まった布玉)で体をポンポンと叩かれると、ジンジャーやレモングラスの爽やかな香りが立ち昇り、体内の毒素が絞り出されるようでした。まさに「極楽トリートメント」という表現がぴったりの至福の時間。

施術中は夢うつつの状態で、終わった直後は全身が軽くなり肩こりや腰の重さが嘘のように消えていました。

 

 

トリートメント後、セラピストから「オイルはすぐ洗い流さず、少なくとも1時間は肌に浸透させてくださいね」と言われました。

アーユルヴェーダでは施術後にオイルを肌につけたまま過ごすことも治療の一環と考えるそうです。

オイルに含まれる有効成分を皮膚からしっかり吸収させるためで、可能なら2時間ほど置くとさらに良いとのこと。

そこで私は部屋に戻ってからもすぐにはシャワーを浴びず、オイルまみれの体のままバスローブを羽織ってテラスでのんびり過ごしました。

ベタつきが気になるかと思いきや、不思議と嫌な感じはなくハーブの香りに包まれてむしろ心地よいくらいです。

程なくして身体がポカポカと発汗し始め、体内から老廃物が出ていくような感覚がありました。

 

 

1時間半ほど経ったところでシャワーでオイルを洗い流し、お昼ご飯へ。ランチももちろんドーシャ別メニューです。

私は温野菜中心のヴァータ用ランチプレートでしたが、内容は朝よりもしっかりめで、豆カレーや赤米ご飯、青菜の炒め物などバランスのとれた構成です。

中でもお気に入りはジャックフルーツカレー

完熟前のジャックフルーツを使ったカレーは食物繊維たっぷりでボリュームがあり、ほくほくした食感がお肉のように食べ応えがあります。

スパイスはマイルドながらもココナッツミルクのコクが深く、日本のカレーとはまた違う優しい風味でした。

 

Jetwingでの滞在プログラム

午後は自由時間だったので、併設のプールサイドで読書をしたり、ホテル内のアーユルヴェーダ薬局を覗いたりしました。Jetwing Ayurveda Pavilionsには自社のアーユルヴェーダ薬剤を販売する薬局もあり、施術で使用したオイルやハーブ製品が並んでいます。ドクターから処方された内服薬(ハーブピル)は毎食後に飲む決まりで、朝晩2回、小さな茶色いボール状の薬を飲みました。正直少し苦いのですが100%天然ハーブだけで作られており、体質改善のためと頑張って続けます。夕方には再度ドクターと面談があり、初日の施術後の体調変化についてヒアリングと明日の施術内容の相談。こうして毎日きめ細かくケアしてくれるおかげで、一人旅でも不安なく心身を委ねられました。

 

夜はレストランで他の宿泊客と一緒にヘルシービュッフェを楽しみました。

照明を落としたムーディーな空間で、キャンドルの灯りが揺れる中、野菜中心の温かいスープやカレー数種、サラダなどをいただきます。

どれも胃にもたれない優しい味で、施術後の身体に染み入るようでした。

ホテルの夕食

 

食後にはトリパラという消化を助けるハーブティーを飲みながら、同じく日本から来たという女性客としばし情報交換。

「スリランカ 一人旅 女の私でも思い切って来てよかった」と心から実感した2日目の夜でした。

 

3日目: 高原リゾートAyu Piyasaへ移動&チェックイン

この日は朝食後にJetwingをチェックアウトし、次の目的地マータレーへ向かいます。

チャーター車のドライバーは日本語が少し話せるスリランカ人の方で、道中いろいろと現地の話を教えてくれました。

 

アサンカのタクシー

 

ネゴンボからマータレーまでは約3時間のドライブ。平野を抜け緑の丘陵地帯へ入ると、周囲はどんどん森林が深くなり、標高が上がるにつれて空気がひんやり涼しくなってきます。「高原リゾートってこんなにも空気が違うのね」と窓を開けて深呼吸すると、木々の香りと土の匂いが肺いっぱいに広がりました。

 

正午過ぎ、Ayu Piyasaに到着。入口の看板にはシンハラ語と英語で「ආයුපොස」(Ayu Piyasa)と書かれ、その下に日本語で小さく「アーユピヤサ」とも書かれていました。どうやら日本人経営に関わっているらしく、スタッフに日本語のできる方がいるとの事前情報です。

門を入ると、広大な敷地に点在するコテージと木々や草花の景色が広がり、その静けさに思わず「わぁ…」とため息が漏れました。敷地面積は東京ドーム1個分にもなるそうで、たった8棟の客室しかありません。

それだけに一棟一棟の間隔が贅沢に取られ、まさに森の中の隠れ家リゾートという雰囲気です。

 

Ayu Piyasa

 

レセプション棟でシナモンの香る冷たいハーブティーをいただきながらチェックインを済ませると、日本人スタッフのMさんが流暢な日本語で施設の説明をしてくれました。「ここアーユピヤサはオーナーが日本人とスリランカ人の共同経営で、日本のお客様にも安心して滞在いただけるよう心がけています。

Wi-Fiは一部エリアのみですが、ぜひデジタルデトックスしてリラックスしてくださいね」とのこと。確かにスタッフの皆さんも温かくフレンドリーで、異国ながら居心地の良さをすぐに感じました。

 

以下はアーユピヤサの客室(アンティーク調のお部屋)です。

 

アーユピヤサの客室

 

冷房も要らない涼しい高原気候に合わせ、室内はシンプルでナチュラルテイスト。

スリランカ伝統のアンティーク家具が配され、英国・オランダ植民地時代の重厚な雰囲気が漂う落ち着いた空間です。

窓からは緑が見渡せ、朝はベッドに寝転んだまま小鳥のさえずりで目覚めることができます。

テレビは置かれておらず、都会の雑音から離れて本来の自分と向き合う時間を大切にできる工夫がなされています。

 

チェックイン後すぐに、こちらでも到着日の医師コンサルテーションがありました。

アーユピヤサのドクターは物静かな中年男性で、日本語通訳の方も同席してくれたので安心です。

Jetwingで書いた問診票のコピーを渡してあり、引き続き同じ内容を共有してくれていました。

 

問診と脈診の結果、「あなたはピッタ(火)が少し乱れているようですね。高原の涼しい環境でゆっくり静養すると良いでしょう」とのこと。

ここではチェックイン後すぐにその人の体質診断を行い、滞在中の食事・施術プランを個別決定するスタイルだそうです。

私の場合はピッタ過剰を抑えるメニューとして、「明日は冷性のハーブオイルを使ったヘッドスパをしましょう」と提案されました。

リゾートのオーナーに日本人が関わっているだけあり、説明も非常に丁寧で分かりやすかったです。

 

この日の午後は体を慣らすため軽いヨガとシロダーラのみ受け、あとは自由時間でした。

標高約600mのマータレー高原は夕方になるとさらに涼しく、吹く風に少しひんやりした冷気を感じます。

リゾート内を散策してみると、至る所に色とりどりの花やハーブが植えられ、蝶や小鳥が舞う楽園のよう。

 

自家農園も敷地内にあり、野菜やスパイスを有機栽培しているとのこと。ちょうど農園からコテージに戻る道すがら、美しい夕焼け空が広がりました。

遠くにはSigiriya-rotsのシルエットもかすかに望め、なんとも贅沢なロケーションです。

 

「ここなら観光スポットへ日帰りもできるし、滞在中飽きないですね」とスタッフに話しかけると、「ええ、キャンディは車で40分、シーギリヤも約90分で行けるので希望があれば手配しますよ」とのこと。

今回は滞在が短いので観光オプションは利用しませんが、高原リゾートながら観光至便な立地もAyu Piyasaの魅力だと感じました。

 

夕食前に敷地内のメディテーションホールで開催された瞑想セッションに参加しました。キャンドルの明かりだけが揺れる静かな空間で、ゆったりと呼吸に集中します。昼間とは打って変わって肌寒いくらいの空気でしたが、その凛とした冷たさがかえって心を研ぎ澄ませてくれます。

遠くでフクロウが鳴き、頭上には満天の星。高原の夜はこんなにも静かで神秘的なのかと感動しながら、心穏やかに一日を締めくくりました。

 

4日目: Ayu Piyasaでの本格アーユルヴェーダと五感に響く体験

Ayu Piyasa滞在2日目(旅全体では4日目)、いよいよこちらでも終日アーユルヴェーダ漬けの日です。

朝6時ごろ、レストランで提供されるという「ハーブの重湯」を頂きに行きました。

これは朝一番に胃腸を優しく目覚めさせるための薬草入りおかゆとのことで、まさにおもゆのようなとろとろのお粥です。生姜やクミンがほんのり香り、寝起きの体に染み渡るようでした。「これなら胃がすっきり目覚めて施術効果も高まりそう」と感心しながら飲み干します。

 

その後7時からはヨガクラスに参加しました。高原のひんやりした空気の中、太陽礼拝で体を温め、瞑想で心を整えます。高度なポーズはなく初心者向けのゆったりした内容ですが、朝日に包まれて行うヨガは格別。地面に敷いたヨガマット越しに大地のエネルギーが伝わってくるようで、深いリラックス状態になれました。

 

朝食後、10時から3時間のトリートメントコースが始まります。まずドクターによる朝の問診で脈を確認。

「高原でよく眠れたようですね、肌ツヤも良いですよ」と言われ嬉しい気持ちに。

今日はピッタ鎮静を目的に、全身オイルマッサージに加えて頭部のスペシャルトリートメントが組まれました。

 

セラピストは女性2名がペアで担当。まずはシロダーラで温かいハーブオイルを額に垂らし、脳を深い安らぎの状態に導きます。

続いて4手による全身アビヤンガ。Ayu Piyasa自家農園産のハーブをふんだんに使った特製オイルは、森の香りを凝縮したような清涼感があり、さらさらと肌になじんでいきます。絶妙な力加減のマッサージで血行が促進され、やがて額や手足から玉のような汗がにじみ出てきました。

 

極めつけはナーシヤ(鼻オイル療法)です。ベッドに仰向けになった私の鼻孔に、数滴の薬草オイルが垂らされました。

 

ナーシヤ(鼻オイル療法)

 

「すーっ」とミント系の強い香りが鼻腔から脳天に抜け、一瞬むせ返るほど。しかしその後、額や鼻の奥がスーッと爽快になり、長年悩まされていた鼻詰まりが嘘のように解消! 頭もシャキッと冴えて、まるで脳内の毒素が洗い流されたようでした。

「涙や鼻水が出るかもしれませんが、それがデトックスですからね」とセラピストに言われ、確かに少し涙目になりながらも大きく深呼吸。

肺いっぱいに取り込んだ森のようなハーブの空気が心地よく、頭も身体も軽くなりました。

 

トリートメント後は、やはり1時間以上オイルを馴染ませる指示があります。

高原の日差しの下、コテージのテラスでハーブティーを飲みながら「ぼんやりタイム」を過ごしました。

オイルでしっとりした肌をそよ風が撫で、遠くに見える山並みを眺めていると時間が経つのも忘れます。

ふと鏡を見ると、昨日までのくすみが取れて肌がワントーン明るくなったように感じました。

毒素が抜けて血色が良くなったのか、頬もほんのり桜色です。

「アーユルヴェーダ恐るべし!」とその効果に驚きつつ、ゆったり過ごせるのも一人旅ならではの贅沢だなあと実感しました。

 

昼食はドクターの指示でピッタ抑制の菜食ランチis.

Ayu Piyasaでは 「収穫してから30分以内に調理」 をモットーに、自家農園で採れた新鮮オーガニック野菜をふんだんに使うそうです。

 

アーユピヤサのオーガニックランチ

 

この日のランチには、ピンクと白のライスヌードル(インディアッパ= string hoppers)が花模様に盛りつけられ、グリーンのクレープで豆ペーストを包んだ前菜や、ゴーヤのサラダ、ココナッツロティ(平焼きパン)など見た目にも華やかな品々がテーブルに並びました。

どれも採れたて野菜の力強い風味と優しいスパイス使いが特徴で、一口ごとに体が喜ぶのを感じます。

特に感動したのはムング豆のカレー。クリーミーなのに重すぎず、スパイスと豆の甘みが絶妙で、日本のカレーとは別物の奥深い味でした。薬膳料理というと地味な印象を持っていましたが、これほど色鮮やかでバリエーション豊かな料理が楽しめるとは嬉しい驚きです。

 

午後は少しお昼寝をした後、オプションでハーバルバス(薬草風呂)を体験しました。

大きな木桶に温かい薬草湯を張り、バスソルトの代わりに乾燥ハーブのポプリが浮かべてあります。

お湯に浸かるとローズマリーやユーカリの香りが立ち昇り、身体の芯までホカホカに。窓の外にはジャスミンの花が揺れ、その甘い香りも風に乗って浴室まで漂ってきます。湯船に浸かりながら外の木々を眺め、鳥の声を聞いていると、「ああ、心も体も浄化されていく…」としみじみ幸せな気持ちになりました。

 

夜はキャンドルライトディナーが用意されました。庭のガゼボ(東屋)にキャンドルが並べられ、星空の下でいただく特別な晩餐です。

メニューは地元で採れた野菜とハーブ尽くしのフルコース。

前菜のハーブサラダは、生のモリンガやゴツコラ、バジルなど数種類の葉をレモンドレッシングで和えた爽やかな一品で、噛むほどに体に染み渡る青々しい味。

 

メインはココナッツミルクシチューで、スリランカ風ポトフのような優しい味わいにほっとします。デザートにはキリペン(スパイスミルクプリン)が登場し、カルダモンの香る滑らかな舌触りにうっとり。どの料理も五感で味わうとはこのことかと感動するほど、視覚・嗅覚・味覚がフルに刺激されました。

こうしてAyu Piyasaでの夜も更けていきます。最後の夜はベッドに入る前に少しだけ瞑想をしました。心身がすみずみまで癒やされたおかげで、雑念もなく静かな気持ちです。外はしんと静まり、遠くでフクロウが「ホー、ホー」と鳴いているのが聞こえました。

星明りに照らされた天蓋付きベッドで目を閉じ、「明日でこの旅も終わりか…」と名残惜しさを感じつつ、深い眠りにつきました。

 

5日目: 帰国の朝、名残惜しいひととき

いよいよ旅の最終日です。朝6時に起床し、最後のアーユルヴェーダ施術を受けました。内容は短時間のヘッドマッサージハーバルスチーム

頭皮をジンジャーオイルで揉みほぐされると、眠気と共に心配事までもスーッと消えていくようでした。仕上げにスチームサウナで全身を温め、旅の疲れや毒素をしっかり絞り出します。最後にドクターから「この5日間でだいぶ体質が整いましたね。

 

ぜひ日本でも規則正しい生活を続けてください」とアドバイスを頂き、修了証のようなものまで手渡されました。短い滞在でしたが、自分へのご褒美として十分すぎる癒しと学びを得られた気がします。

朝食は軽めにハーブティーとフルーツをつまみ、身支度を整えてチェックアウト。スタッフの方々が総出で見送ってくれ、「またお会いしましょう!」「元気でね!」と日本語で声をかけてくださいました。一人旅でしたが、現地の人々の温かさのおかげで寂しさはまったく感じませんでした。

専用タクシーで空港へ向かう道中、窓から流れる景色をぼんやり眺めながら今回の旅を振り返っていました。

ネゴンボの海風とJetwingでの専門的なアーユルヴェーダ、高原マータレーの清涼な空気とAyu Piyasaでのオーガニックな生活。対照的な2つのリゾートでの体験がどちらも素晴らしく、心から来てよかったと思えます。

 

費用は航空券と宿泊・施術・送迎込みで約30万円ほどでしたが、「旅しながらキレイになれる」という価値は何にも代え難いものでした。何より女性一人でもこれだけ安心してリラックスできるスリランカとアーユルヴェーダの懐の深さに感謝です。

飛行機に乗り込む前、鏡に映った自分の顔を見て驚きました。出発前より肌が明るく、瞳も生き生きとしているのです。「7日間で人は変われる」と言いますが、まさに4泊5日のアーユルヴェーダ旅で内側からリセット&リフレッシュできた実感があります。

日本での日常が始まっても、今回教わったセルフケアやヨガを取り入れ、健やかな生活を続けていきたいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございます。スリランカでのアーユルヴェーダ一人旅は、女性にとっても安全かつ有意義な旅となりました。

この記事が、これからスリランカ一人旅 女の方々やアーユルヴェーダに興味のある方の参考になれば幸いです。

 

 

☆ アーユルヴェーダツアー費用の内訳・比較表(参考)

Item 内容・補足 費用目安(日本円)
vliegticket 成田~コロンボ往復(スリランカ航空)※閑散期エコノミー利用 約80,000円
Jetwing Ayurveda Pavilions(ネゴンボ) 2泊(1日1回2時間のトリートメント、全食事・ヨガクラス込)※1泊あたり約25,000~30,000円 約60,000円
Ayu Piyasa(マータレー) 2泊(1日2回計約3時間のトリートメント、全食事・ヨガ込)※1泊あたり約30,000~34,500円 約65,000円
送迎・移動(チャーター車) 空港~ネゴンボ~マータレー間 往復チャーター料金※日本語ドライバー手配、観光立ち寄り含むプラン 約30,000円
雑費(ビザ・保険・お土産等) 観光ビザ代(電子渡航認証)海外旅行保険アーユルヴェーダ製品購入、お土産代 約20,000円
合計 約255,000円

(上記は筆者の体験に基づく概算です。シーズンや為替レートにより変動します。)

 

 

おわりに

今回は4泊5日という限られた日程でしたが、本場スリランカでアーユルヴェーダを存分に味わう一人旅は、期待以上に充実したものになりました。

ネゴンボとキャンディ近郊という異なる環境での滞在は変化があって飽きず、それぞれの施設の良さを体感できました。Jetwing Ayurveda Pavilionsでは専門性の高いプログラムと快適なサービスに癒され、Ayu Piyasaでは大自然の中で心身を解放する喜びを味わえました。

「女性の一人旅でもアーユルヴェーダを受けたいけど不安…」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、スリランカの人々は親切で、アーユルヴェーダ施設はセキュリティやサポート体制もしっかりしています。実際私も終始安心して過ごせましたし、何より“自分を大切にする旅”として得られるリフレッシュ効果は絶大です。

日常のストレスや疲れをリセットし、本来の自分を取り戻す旅として、スリランカのアーユルヴェーダリトリートは30代女性にも心からおすすめできます。ぜひ皆さんも、自分へのご褒美にスリランカ アーユルヴェーダ ツアー 一人旅を計画してみてはいかがでしょうか。きっと五感が喜ぶ極上の体験が待っているはずです。

Om uw reis naar Sri Lanka tot een geslaagde ervaring te maken!

De auteur heeft tijdens zijn studie en zijn werkzame leven meer dan 40 landen bezocht.

In ontwikkelde landen zoals Europa en Amerika, maar ook in Zuidoost-Azië en China, is het openbaar vervoer goed ontwikkeld en wordt Engels algemeen begrepen, dus reisde ik met een rugzak.

 

Sri Lanka heeft echter nog steeds geen goed ontwikkeld openbaar vervoerssysteem, waardoor het huren van een taxi de meest haalbare optie is om je te verplaatsen.

Sri Lanka heeft talrijke werelderfgoedlocaties binnen zijn grenzen, en het charteren van een taxi om de bezienswaardigheden efficiënt te bezoeken is een ander aantrekkelijk aspect.

Grondig onderzoek naar de effectiviteit van taxicharters voor betaalbare en comfortabele rondreizen in Sri Lanka!

De auteur maakte gebruik van de dienst 'Lanka Me' van Sri Lanka Taxi Charter Service om Sri Lanka op een efficiënte manier te verkennen.

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De taxidiensten in Sri Lanka zijn in de volgende opzichten zeer aantrekkelijk en ik kan ze persoonlijk aanbevelen.

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Hieronder vindt u meer informatie over onze taxicharterdienst in Sri Lanka. Wij zouden het op prijs stellen als u deze zou willen bekijken.

 

De website van Lanka Me

 

 

-Reisverslag van Sri Lanka