個人旅行をするにあたってはプランを練るのは面倒である一方、一つの楽しみですよね。
前回、スリランカ旅行における以下の点についてお伝えしてきました。
- 格安航空券の手配
- 旅行プランの策定方法
- 現地の移動手段
- ビザの取り方
今回は旅行において非常に重要なホテルについてお伝えしていきたいと思います。
今回は筆者がスリランカ旅行をした際に実際に宿泊したホテルを以下の観点からReviewしていきたいと思います。
- 値段( 価格)
- ホテルの快適度
- ホテル自体の観光価値
- 最寄りの観光名所からのアクセス
因みに筆者の旅程は以下の通りとなっています。
図にすると以下の通り円を描くようにスリランカを堪能してきました。
11月10日から日程毎にお伝えしていきたいと思います。
【ネゴンボ】:テラス グリーン&スパ:11月10日
まず初日の空港に夜についてからネゴンボの宿泊地として選択したのが『テラス グリーン&スパ』です。
コロンボのバンダラナイケ国際空港からタクシーで30分ほどの距離にあります。
何故初日はネゴンボ推奨なのかとドライバーに尋ねたところ理由は以下の二つで納得のいくものでした。
- 空港からコロンボまでは1時間かかる
- 2日目以降巡る文化三角地帯の遺跡から遠ざかる
コロンボは最終日に楽しむことにしました。
高級感のある外観と内装が非常に満足度が高かったです。
重要視したのはフライトの疲れを癒す、ある程度快適度が高くて尚且つWiFiや冷房といった設備がある点です。
その他にも、ボトルウォーター2本無料、歯ブラシと歯磨き粉、シャンプーとボディーソープも付いているのは有り難かったです。
価格 :★★★★☆☆
観光価値:★★☆☆☆☆
アクセス:★★★★★★
また食事のクオリティーも高く、伝統料理であるコットゥで筆者のスリランカ旅行の幕が開きました。
コットゥは野菜とチーズと肉を刻んで炒めた伝統料理で非常においしいです。因みに以下で600円程度です。
本来公式ページから予約を行うと1万円程する高級ホテルですがエクスペディアで運良く5000円程度で予約することができました。
翌朝ネゴンボから北の世界遺産『アヌラーダプラ』に向けて出発しましたが、体力を全回復させることができました。
関連:【スリランカ旅行記①】羽田空港からの乗り継ぎを経てバンダラナイケ国際空港へ!ネゴンボの宿までの道程を紹介。
【シギリヤ 】バワ建築の芸術的ホテル『ヘリタンスカンダラマ』:11月11日、12日
11月11日と11月12日はスリランカで最も有名なホテルである『ヘリタンスカンダラマ』に宿泊しました。
詳細→ 自然に溶け込んだバワ建築のホテル『ヘリタンスカンダラマ』を実際に宿泊した体験談を踏まえて徹底解説!
内装は非常に高級感高く疲れを完全に回復することができました。
以下は筆者が実際に宿泊した部屋です。
シャワーとトイレも完全に別で落ち着くことができ、バスタブも珍しくあります。
価格 :★☆☆☆☆☆
観光価値:★★★★★★
アクセス:★★★★★★
値段は少々高めだが高級ラグジュアリーグループが運営で快適
ヘリタンスカンダラマはラグジュアリーホテル運営グループのヘリタンスが運営しているホテルです。
岸壁に建てられた蔦の這う建て物は自然に溶け込む未来を想像して設計されています。
ヘリタンスカンダラマ自体が観光名所となっているので必ず一泊はしたいホテルですね。
ラグジュアリーホテルですので価格はスリランカにしては高いです。
といってもエクスペディアで予約すれば1泊あたり9830円で宿泊することができます。
コラム:ホテルのHPではなくエクスペディアで予約しよう
ヘリタンスカンダラマや他のホテルもホテルのホームページから予約することができます。
しかし、公式ページから予約すると30%-40%高い価格での予約となってしまいます。
上記は価格テーブルですが11日は$126つまり約13,000円の価格となっています。
エクスペディアで予約すると約10,000円なので大きく節約することができますね
基本的にどのホテルもエクスペディアで予約を行なった方が安い価格で予約することが出来ます。
世界遺産からのアクセス
シギリヤロック、ポロンナルワ、ダンブッラ、キャンディ仏歯寺の世界遺産密集地帯を巡るのに便利な立地となっています。
具体的には以下の行程で効率よく回ることができました。
11月11日:アヌラーダプラ観光からヘリタンスカンダラマ宿泊
11月12日:ヘリタンスカンダラマからシギリヤロックとポロンナルワを観光
11月13日:ヘリタンスカンダラマからダンブッラ石窟寺院を観光後キャンディへ
バワ建築の粋をつくした外観と内装
ヘリタンスカンダラマは森の中の岩肌を利用して作られています。
そのため普通にホテルの中に岩がつきだしていたりしますし、周りは森に囲まれています。
また階段には大きなフクロウのモニュメントがあり壮大な景観を作り出しています。
関連:【スリランカ旅行記②】ネゴンボからアヌラーダプラを経てバワ建築ホテル『ヘリタンスカンダラマ』へ!
移動に便利な『スリランカタクシーサービス 』
先ほどの移動経路からわかる通り世界遺産が密集している文化三角地帯を縦横無尽に移動する必要があります。
スリランカでは公共交通機関が発達していないので、各都市間を国営鉄道が結んでいるわけではありません。
確かにバスは存在していますが時間が読めないので効率的な移動に適していません。
更に多くの世界遺産を訪れる貴重な時間を無駄にしたくありません。
そこで、スリランカ旅行ではタクシーチャーターを利用して観光するのが主流となっています。
筆者は評判がよく尚且つ一番安価である『スリランカタクシーサービス』を利用してスリランカ旅行を満喫しました。
ドライバーの方も誠実で気さくであり満足度が高く、おすすめできるタクシーチャーター業者でした!
関連:【Sri Lanka Taxi Service】口コミで評判のチャーター業者『スリランカタクシーサービス』を実際利用した旅行者目線で徹底紐解く!
【キャンディ】歴史ある『クィーンズホテル』へ宿泊:11月13日
11月13日はキャンディの歴史的なホテルである『Queen's Hotel』に宿泊しました。
価格 :★★★★☆☆
観光価値:★★★★★★
アクセス:★★★★★★
価格は安くて情緒溢れるホテル
クィーンズホテルは160年前の英国植民地時代に建立された高級ホテルです。
クィーンズホテル自体が植民地自体の影響を色濃く残す建築物となっております。
名前からして高そうですが、エクスペディアで取得すると僅か4000円で取得することができました。
重厚感ある外観にラグジュアリーな内装で4000円台の金額は破格です。
内装は英国統治時代を思わせる風情
200年近く変わっていないということもあり200年前の英国を思わせる作りとなっています。
特に驚いたのがエレベーターです。
今はなき新宿コマ劇場で美空ひばりが使っていたものと同じ形式の作りとなっています。
正直いつ壊れてもおかしくない作りとなっていて不安にかられました。
廊下の格調は以下の通り非常に高く仕上がっており高級感があり当時の人を魅了していたことが伺えます。
部屋の内装は古いですが天井が高く格式の高いホテルであったことを感じることができる作りになっています。
キャンディー仏歯寺から徒歩圏内
クィーンズホテルはキャンディ最大の見所であるキャンディ仏歯寺からは徒歩圏内となります。
またキャンディ湖のほとりにあるので散策をして楽しむにもうってつけの場所ですね。
関連:【スリランカ旅行記⑤】ヌワラエリヤで紅茶工場を見学しハイティーを堪能!高原列車で優雅な景色を楽しもう。
【ヌワラエリヤ】ヘリタンスティーファクトリー:11月14日
ヌワラエリヤでの宿泊地はヘリタンスティーファクトリーを選択しました。
ヘリタンスカンダラマと同じラグジュアリーホテルグループのヘリタンスによって運営されています。
筆者が宿泊した中で最も満足度が高かったホテルです。
以下は内装です。部屋もレセプションも紅茶工場の趣をの残しながら高度に洗練されています。
以下でヘリタンスティーファクトリーについては余すところなく伝えています。
→【スリランカ旅行記⑤】ヌワラエリヤで紅茶工場を見学しハイティーを堪能!高原列車で優雅な景色を楽しもう。
価格 :★☆☆☆☆☆
観光価値:★★★★★★
アクセス:★★★★☆☆
『茶づみ』を行い紅茶の製造工程を学ぼう!
ヘリタンスティーファクトリーは紅茶工場を改造して宿泊施設にしたラグジュアリーホテルです。
ヘリタンスカンダラマより高い価格帯なのが難点です。
しかし、茶摘み体験やスリランカ独自の『ハイティー』を味わったりすることが出来ます。
【茶摘み体験】
【紅茶の製造工程の説明】
『茶積み体験』や『お茶のテイスティング』は事前に予約が必要ですが以下の予約Formは壊れていてWorkしません。
→ 予約FORM
筆者は旅行中にスリランカタクシーサービスのドライバーに頼んで電話で予約を取ってもらいました。
ドライブだけでなく、観光ガイドから旅の手配の手助けまでしてくれて本当に感謝しています。
スリランカ独自のハイティーを味わえる
アフタヌーンティーよりもしっかりとした量の食事並みの量で提供されるハイティーを味わうことができます。
価格もたったの1500スリランカルピー(約900円)なので是非とも味わっておきたいところです。
アクセスはナヌオヤ駅から近い
キャンディ駅からナヌオヤ駅は高原列車が通っています。
筆者の場合は先述した『スリランカタクシーサービス』が駅で待ってくれていたので簡単にヘリタンス・ティーファクトリーに行くことができました。
いずれにしてもヌワラエリヤでは車を利用しないと移動は厳しいのでタクシーチャーターは有難いです。
関連:【スリランカ旅行記⑤】ヌワラエリヤで紅茶工場を見学しハイティーを堪能!高原列車で優雅な景色を楽しもう。
【シンハラジャ】Lavenro Hotel & Resort:11月15日
15日にスリランカの中央高地のホートンプレイズ国立公園を観光した後に、シンハラジャ森林保護区を16日に観光するためにシンハラジャに。
そこで宿泊したのがLavenro Hotel & Spaです。
正直約8000円もしたのに清潔感は最悪で最も筆者の中で評価の低いホテルです。
入った瞬間に後悔しました。
価格 :★☆☆☆☆☆
観光価値:☆☆☆☆☆☆
アクセス:☆☆☆☆☆☆
価格は高いが清潔感にかける
最初筆者はシンハラジャフォレストゲートという安価なホテルにとまろうとしていました。
しかし、クオリティーが不安になったのである程度価格が高いLavenroに予約を旅行中に変更しました。
感覚上、ヘリタンスカンダラマでも1万円だったので、そこそこのホテルを期待していました。
しかし、実際にはいってみると全く写真とは違うぼろいホテルが姿を表します。
この瞬間に前日のヘリタンスティーファクトリーが素晴らしすぎたことからの落差もあり絶望しました。
更に部屋は蟻が大量に生息しており、風呂とトイレも何も敷居がありません。
このホテルは選ばない方がよいでしょう。
というよりシンハラジャ地区によいホテルは存在しないのでタクシーチャーターをしているなら少し離れた別のホテルを選択するのが賢明かと思います。
個人的にはニラ二ホテルは良さそうな雰囲気だなと思いました。
シンハラジャ森林保護区に行かれる方は試してみるとよいかもしれません。
Lavenroが宿泊に値しないホテルだということがわかりましたが、8000円払って手痛い打撃を食らいました。
→ ニラ二ホテル
関連:【スリランカ旅行記⑥】世界自然遺産の『ホートンプレインズ国立公園』を3時間歩いて観光!
【ゴール】ヴィラ ラジ:11月16日
最後の世界遺産のゴールを観光する前に宿泊したホテルはヴィララジです。
11月11日から14日まで豪華なホテルにばかり宿泊していたので宿泊費を節約しようとヴィララジへ。
価格 :★★★★★★
観光価値:★☆☆☆☆☆
アクセス:★★★★★★
前日のシンハラジャフォレストゲートはアクセスと価格を考えて仕方なく冷房は諦めました。
しかし、やはりスリランカは高温なのでエアコンはマストです。
ヴィララジは低価格にも関わらず冷房とWiFi完備で旅の疲れを取るのに十分でした。
また、世界遺産であるゴール城塞の中にあるのでアクセスという面でも非常に便利でした。
各名所も徒歩圏内となっています。
関連:【スリランカ旅行記⑦】唯一の熱帯雨林『シンハラジャ森林保護区』と最後の世界遺産ゴールを観光!
【コロンボ】マンダリナ コロンボ:11月17日
最終日のコロンボは豪華なホテルに泊まりたいと思い『マンダリナ・コロンボ』に宿泊しました。
価格 :★★★★☆☆
観光価値:★★★★☆☆
アクセス:★★★★★★
本来高級ホテルであるマンダリナコロンボですがエクスペディアで予約することで6000円で予約することができました。
プールもありましたしスリランカ旅行を締めくくるのに最高のホテルでした!
関連:【スリランカ旅行記⑧】ゴールからコロンボに向かい観光!バワ建築の寺院とアフタヌーンティーを堪能。
まとめ
今回筆者が利用したホテルは以下にまとめました。
11月10日 | ネゴンボ | Terrace Green Hotel & Spa |
11月11日 | ウィルパッドサファリ、アヌラーダプラ | Heritance Kandalama |
11月12日 | シギリヤロック、ホームナルワ | |
11月13日 | ダンブッラ、仏歯寺 | Queen's Hotel |
11月14日 | 高原列車でヌワラエリヤへ、紅茶工場 | Heritance Tea Factory |
11月15日 | ホーロンプレイズ、シンハラージャへ | SINHARAJA FOREST GATE |
11月16日 | 早朝、シンハラージャ深林保護区、ゴールへ | Villa Razi |
11月17日 | ゴール観光、コロンボ観光 | Mandarina Colombo |
11月18日 | コロンボ観光、夜空港へ |
スリランカで物価は安いのですが日本人が快適に過ごすには5000円〜1万円の部屋が必要です。
ただ、エクスペディアを活用することで高級ホテルに日本では難しい比較的安価な価格で宿泊できるのもメリットです。
また『ヘリタンスカンダラマ』『クィーンズホテル』『ヘリタンスティーファクトリー』などホテル自体が観光名所となっている場所も存在します。
厳選されたホテルで旅の疲れを癒しながらスリランカ旅行を一生の思い出になるものにしていきましょう!