以前、スリランカでは観光ツアーや現地ツアーよりタクシーチャーターで周遊することが現実的な選択肢であることを比較検証しました。
→ スリランカ旅行は『観光ツアー』と『現地ツアー』と『タクシーチャーター』のどれがおすすめ?メリットとデメリットを徹底比較!
実際に筆者も11月10日から11月19日までの8泊9日の旅をタクシーチャーターを利用して実施しました。
→ 【スリランカ旅行記】タクシーチャーターで全8個の世界遺産を巡る8泊9日の1人旅の過程をお伝えする!
また筆者が世界遺産を観光していると日本人だけでなく殆どの欧州人もタクシーチャーターで観光を楽しんでいました。
本日はスリランカでタクシーチャーターを行なった場合の相場についてチップを含めてお伝えしていきたいと思います。
相場はどの会社も殆ど変わらない
タクシーチャーターの相場は季節と期間によります。
閑散期で尚且つ日程が長ければ長いほど安い金額でチャーターすることができます。
固定価格はなく複数業者に問い合わせた結果ですが基本的には以下の相場です。
閑散期で5日以上:1日あたり10,000〜11,000円/1台
閑散期で1〜2日:1日あたり15,000〜17,000円/1台
繁忙期で5日以上:1日あたり12,000〜14,000円/1台
閑散期で1〜2日:1日あたり17,000〜19,000円/1台
固定価格があるわけではなく、ドライバーの空きや距離を勘案して決定されるので問い合わせて聞いてみるとよいでしょう。
筆者が利用したスリランカタクシーサービスは9日の利用で89,000円と1日あたり1万円未満でした。(利用したのは11月10日〜19日です)
試しに皆さんの旅行日程での相場について聞いてみるとよいでしょう。
個人的には価格には大差はなかったので、後はどれだけサービスが充実しているかという点が重要になってくるかと思います。
日本語ドライバーは存在するか?追加料金はいくらくらいか?
英語が苦手な方は日本語のドライバーを頼みたいという方もいらっしゃるかと思います。
そおそも日本語対応のドライバーがいない会社も多いですし、いたとしても多大なオプショナル料金が発生する場合もあります。
筆者が使用したスリランカタクシーサービスでは1日あたり約2,000円で日本語ドライバーを要望することができます。
先ほど基本的には9日間で89,000円でしたが、日本語ドライバーを要望した場合は103,000円でした。
9日間で僅か14,000円つまり1日あたり1,500円の追加料金と格安ですね。
1日1台あたり11,500円ということになりますので、2人で旅行すれば1人あたり5,700円、3人であれば3,800円ですね。
同様に大手旅行会社のHISを利用した場合は以下の価格になります。
1日1台あたり2名までであれば12,300円、3名以上であれば20,800円ということになります。
2名の場合は1人あたり6,150円、3名であれば約7,000円という金額となりますので大きな差がありますね。
また筆者が利用したスリランカタクシーサービス では英語ドライバーであっても無料で日本語ヘルプデスクを使用することができます。
仮に英語で問題が生じたいとしても、現地日本語スタッフが通訳をおこなってくれるので安心です。
コラム:英語ドライバーとのコミュニケーションは大丈夫?
筆者は英語はTOEIC500程度ですが、中学英語程度はできますので英語ドライバーに挑戦しました。
スリランカ人も日本人同様、母国語はシンハラ語で英語は学校での勉強で習います。
そのため、ネイティブな方と違って文法も単語も分かりやすく難易度は低くなっています。
TOEIC500点程度の低い英語でも身振り手振りで楽しくコミュニケーションができて逆に楽しめたかなと思います。
観光も一緒に行ってくれるか?
ドライバーは運転手なのですが、運転手だけではなく観光ガイドの役割も担ってくれるかどうかも重要なポイントとなります。
例えば、大手のHISであればドライバーとガイドは別枠として考えています。
以下はガイドをつけた場合のプランですが金額は跳ね上がりますね。
2名までの場合は1日あたり1台約22,000円、3名以上の場合は1日あたり1台約24,000円という金額になります。
しかし、筆者が利用したスリランカタクシーサービスのドライバーは観光ガイドとしての資格も保有していました。
つまり、ガイドの追加費用は一切かかりませんでした。
→ 【Sri Lanka Taxi Service】口コミで評判のチャーター業者『スリランカタクシーサービス』を実際利用した旅行者目線で徹底紐解く!
これは実際利用してからわかったのですが大変嬉しいサービスでした。
ドライバーとしての役割だけでなく、各遺跡で筆者に対して歴史的背景や見所について説明をしてくれました。
深いレベルでスリランカの世界遺産を巡ることができました。
筆者がドライバー兼ガイドのアサンカから伺った内容については筆者の旅行記にまとめていますので参考にしていただければと思います!
→ 【スリランカ旅行記】タクシーチャーターで全8個の世界遺産を巡る8泊9日の1人旅の過程をお伝えする!
時間に正確で人の良いドライバーか?
日本人は真面目な方が多いので仕事では時間を厳守する方が多いと思います。
しかし、海外特に新興国の場合は必ずしも時間に正確であるとは言えません。寧ろ、時間に正確な方が珍しいです。
実際、筆者が旅行の過程で乗車した高原列車は1時間近く遅れました。
筆者が利用したスリランカタクシーサービスのドライバーは時間ぴったりに送迎に来てくれます。
9日間の旅程の中で1分以上遅れたことがなく、日本人よりも真面目だなと感心しました。
おそらく、しっかりと運営から指導・教育がなされてるんだろうなと想定することができます。
ホスピタリティーがあるか?
旅行の全行程を通じて筆者のドライバーであるアサンカのホスピタリティーはおもてなし文化の日本も顔負けのレベルでした。
旅程の急な変更にも対応してくれましたし、現地で必要な予約も現地語で筆者の代わりに行ってくれました。
また、急にマッサージを受けたいといえば近くでおすすめのSPAに連れて行ってくれました。
更に恥ずかしながら筆者がSPAでサンダルを忘れた際には往復30分の距離を走ってサンダルを取りに行ってくれました。
重宝していたビルケンストックのサンダルだったので安堵するとともに感謝感激のホスピタリティでした。
顧客に満足してもらうことを最優先に考えていると言っておりサービス精神に感銘をうけました。
価格には現れない、ホスピタリティーという無形の部分は評価に値すべきところだと思います。
チップはいくらが適切なのか?
スリランカは英国植民地時代の影響を受けてチップの文化があります。
というより、チップがあることを前提に価格設定がなされています。
いくらスリランカは物価が安いといえドライバーが使用している車は耐久性が高い日本者です。
更に関税の影響もあり日本の販売価格よりも高くアサンカの日産の車の価格を聞いたところ450万円でした。
20年間使用するとしても1年あたり22万円の固定費となります。
更にガソリン代やメンテナンス代を加味すると30万円ほどの費用を年間に見込まないといけません。
ちなみにスリランカの1人あたりGDPは約4000USDです。
つまり日本円にすると平均年間所得は約40万円と、日本の約10分の1の国です。
年間平均所得が40万円の国で30万円の諸経費は正直とてつもなく大きな負担ですよね。
日本人の感覚でいうと毎年400万円の費用を見込まないといけません。
ドライバーのサービスに満足したらドライバーに直接チップをはずんであげると大変喜んでくれます。
欧州の人はチップを最後に大きな金額で渡すそうです。
欧州の基準だと1日あたり15ドル(約=2000円)となる現地通貨になおすっと約2000スリランカルピーとなります。
筆者は毎日喜んでほしかったので1日の最後にチップを渡していました。
基本的には2000スリランカルピーをわたし、無理を聞いてくれたり特別なサービスをしてくれた時は3000スリランカルピーを渡していました。
チップをはずむとホスピタリティーも上昇するので自分の旅行のプラスにもなります。
最低でも毎日1000スリランカルピー程度は弾んであげると良いでしょう!
まとめ
スリランカのタクシーチャーターは各社で殆ど金額の差はありません。
しかし、サービスの内容には差があるので、できる限りハイクオリティーのサービスを提供している会社を選択しましょう。
注目する点としては、
- 日本語ドライバーは在籍するか?(英語が極端に苦手な場合)
- 日本語オプションは高額ではないか?(英語が極端に苦手な場合)
- ドライバーは観光ガイドもおこなってくれるか?
- 教育が行き届いており時間に正確か?
- ホスピタリティーにあふれているか?
筆者が利用したスリランカタクシーサービス は実際に利用してみて非常におすすめできるチャーター会社でしたので検討してみることをおすすめします!