コロンボからスリランカ第2の都市キャンディへは、世界遺産の仏歯寺をはじめ多くの見どころを求めて、多くの旅行者が足を延ばします。
両都市間の距離は約120kmとそこそこ離れていますが、移動手段はいくつかあり、どれを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
本記事では コロンボからキャンディへの行き方 を徹底解説します！
主要な バス・電車・タクシー（チャーター車） に加え、飛行機も含めた所要時間や料金、快適さの違いを比較しメリット・デメリットをまとめました。
最後には旅程を効率よくこなせる タクシーチャーターの魅力 もご紹介します。
あなたの旅のスタイルに合った移動手段選びの参考にしてください。
コロンボからキャンディへの主な移動手段
首都コロンボからキャンディへのアクセスには、大きく分けて以下の4種類の方法があります。
| タクシー（チャーター車） | 専用車を貸し切って直接移動 |
| バス（長距離バス） | 地元の長距離バスで移動 |
| 車（鉄道） | スリランカ国鉄の列車で移動 |
| 飛行機（国内線） | 小型飛行機や水上飛行機で空路移動 |
距離自体は約120kmですが、スリランカでは渋滞や道路工事が日常茶飯事のため移動に時間がかかります。
実際、道路事情から平均時速30～40km程度でしか進めず、コロンボ～キャンディ間の所要時間は3～4時間程度を見込んでおくとよいでしょう。以下では各移動手段ごとの具体的な特徴や所要時間、料金目安を詳しく見ていきます。
タクシーチャーターでコロンボからキャンディへ移動
タクシー（チャーター車）を利用すれば、宿泊ホテルや空港からキャンディの目的地までドアツードアで直行できるため、最も手軽で時間短縮になる移動手段です。所要時間は通常約3時間ほどですが、コロンボ市内～郊外の渋滞状況によっては最大4時間程度かかることもあります。
道路状況が良ければ2時間台で到着することもありますが、基本的には3時間前後を見込んでおきましょう。また、高速料金などは現在コロンボ～キャンディ間では不要ですが、途中トイレ休憩や写真撮影など好きなタイミングで立ち寄れる柔軟性があるのもタクシー移動の魅力です。
タクシー料金は車種や交渉次第で変動します。空港タクシーカウンターで手配する場合で約7,000～8,000スリランカルピー（LKR）が目安との情報もありますが、一般的には約15,000 LKR（約6,000～7,000円）程度を想定しておくとよいでしょう。
特に現地で流しのタクシーを利用する場合、言葉の問題もあり料金交渉に苦労することが多いため、高めの金額を提示されることもあります。そのため事前に予約できる信頼できる送迎サービスを利用する方が安心です。
後述するような日本語対応のチャータータクシー会社に依頼すれば、提示料金で安心して利用できます。
タクシー移動の一番のメリットは、なんといっても快適さと移動時間の短さです。
エアコン完備の車内でリラックスしながら移動でき、大きな荷物があってもトランクに積んでしまえば身軽に移動できます。ホテルの玄関から目的地まで乗り換え無しで行ける手軽さは他の交通機関にはない利点です。
また、同乗者と割り勘すれば1人あたりの負担は下がるので、グループ旅行であれば費用対効果はぐっと高まります。実際に「渋滞の中でも快適に移動できた」「ドライバーのおかげで効率よく観光できた」といった声もあるほど快適性には定評があります。
デメリットはもちろん料金の高さですが、早朝深夜の移動や土地勘のない場所での安全性を考慮すると、タクシー代に見合う価値があると感じる場面も多いでしょう。旅の予算に余裕がある方や、大切な時間を移動に費やしたくない方にはタクシー移動は有力な選択肢です。
なお、コロンボ市内ではUberや現地配車アプリ「PickMe」でタクシーを呼ぶことも可能ですが、都市圏外への長距離だとアプリ上で車が見つからなかったりドライバーにキャンセルされるケースもあるようです。
確実にキャンディまで行きたい場合は、はじめからチャーター車を手配する方が安全策と言えるでしょう。
バスでコロンボからキャンディへ移動
長距離バスを利用する方法は、最もコストを抑えたい旅行者にとって一般的な移動手段です。
コロンボ市内中心部ペター地区のコロンボ・フォート長距離バスターミナル（Colombo Bastian Mawatha Bus Terminal）からキャンディ行きのバスが頻繁に出発しています。バスターミナルはコロンボ・フォート駅から徒歩7～8分ほどの場所にあり、行き先表示に「Kandy」と英語で書かれた看板を掲げたバスもあるので見つけやすいでしょう。
バスにはエアコン無しのローカルバスと、エアコン付きで座席が比較的快適なインターシティ（特急）バスがあります。所要時間は約3～4時間ですが、道路状況によっては4時間を超えることもあります。
運賃は非常に安く、エアコン無しの市営バスで約500 LKR前後、エアコン付きのインターシティバスでも800 LKR程度です。わずか数百円（1スリランカルピー≒0.4円前後）で移動できるため、コスト重視派には大きな魅力でしょう。
なお、空港（カトゥナーヤカ）から直接キャンディ行きのバスもありますが、まずコロンボ市内まで出て乗り換える方法が一般的です。
バス移動のメリットは何と言っても運賃の安さと便数の多さです。コロンボ〜キャンディ間のバスは15～30分おきと高頻度で運行しており、予約なしでもターミナルでチケットを購入してすぐ乗車できます。
そのため発車時刻に縛られず柔軟に移動計画を立てやすいです。また地元の人々と一緒にローカルバスに揺られる体験は旅情たっぷりで、スリランカの生活を垣間見る機会にもなるでしょう。エアコン付きのインターシティバスであれば比較的涼しく快適に移動でき、車体も日本の中古バスが使われているため日本人にもどこか馴染みやすい雰囲気があります。
一方、デメリットとしては車内の快適性がタクシーや電車に比べ劣る点が挙げられます。特に非エアコンのローカルバスは混雑しやすく、運が悪いと立ちっぱなしで長時間揺られる可能性もあります。
途中休憩はありますが車内にトイレは無いので、水分の摂り過ぎには注意が必要です。また大きな荷物を持っている場合は自分で管理しなければならず、スリや置き引きへの警戒も怠れません。
ペター地区のバスターミナル自体も非常に広く雑然としているため、初めて訪れる場合は乗り場探しに戸惑うかもしれません。とはいえ「多少時間がかかっても安く移動したい」というバックパッカーや学生旅行者にとって、バスは有力な選択肢になります。
電車でコロンボからキャンディへ移動
鉄道（スリランカ国鉄の列車）を利用してコロンボからキャンディへ向かうのも人気の方法です。
コロンボ市内の主要駅であるフォート駅（Colombo Fort）からキャンディ駅行きの列車が、朝6時台から夕方17時台まで1～2時間おきに運行しており、所要時間は急行や各駅停車かによって約2.5～3.5時間です。1日におよそ7～8本の直通列車が出ており、例えばコロンボ発5:55～キャンディ着8:46が始発で、最終は17:45発～20:55着といったダイヤになっています。
鉄道の運賃は驚くほど安く、等級によって異なります。一般的な3等車なら約200 LKR前後、2等車でも500 LKR前後と格安です。座席指定が可能な1等車（エアコン付き指定席や展望車）でも1,000 LKR程度に過ぎません。
日本円にすると数百円～せいぜい数千円で、長距離移動できてしまうコストパフォーマンスの良さは特筆ものです。なお1等車や特急列車の指定席券は事前予約が必要な場合もあります。
気路線のため当日駅で購入する場合、乗車希望日の45日前から予約開始となる指定席はすぐ売り切れることも多いです。確実に座りたい方はあらかじめオンライン予約代行サービスを利用するか、旅行代理店でチケットを手配しておくと安心でしょう。
鉄道移動の最大のメリットは、何と言っても車窓からの景色の素晴らしさと低料金にあります。コロンボ～キャンディ間の路線は途中から山岳地帯に入り、熱帯の森や茶畑、小さな村々を抜けながら走るため、その風景は旅そのものを魅力的な観光に変えてくれます。
ゆったり座って窓からの眺めを楽しめば、移動時間も貴重な思い出になるでしょう。
特にキャンディ以遠の高原鉄道（ヌワラエリヤ～エラ間）ほどではないにせよ、キャンディまでの区間でも十分に緑豊かなスリランカの風景を堪能できます。また料金が非常に安いため、旅費を大幅に節約できるのも大きな利点です。
デメリットとしては、列車の本数がバスに比べ少ないことと時間通りに運行しないことが多い（遅延しがち）という点が挙げられます。
スリランカの鉄道は慢性的に遅れが発生しやすく、特に通勤通学の時間帯は混雑して座席を確保できない場合もあります。
実際「私たちが乗った際も1時間以上の遅延があった」との旅行者レポートもあり、スケジュールが詰まっている場合は予定が狂うリスクがあります。列車は1～2時間に1本と少ないため、タイミングが合わないと駅で長時間待つ羽目にもなりかねません。そのため、時間に余裕があり鉄道の旅自体を楽しみたい方向けと言えるでしょう。
また快適性の面でも課題があります。車内に基本エアコンは無く（扇風機と窓からの自然風のみ）、トイレも清潔とは言い難いため長時間の乗車では気になる人もいるかもしれません。
ただし1等車（エアコン付き）であれば比較的快適に過ごせますし、2等車でも窓を開け放てば走行風が入りそこまで暑さは感じません。
むしろ現地の人々との交流やローカルな雰囲気を味わえる点で、多少の不便さは「旅の醍醐味」として楽しめるかもしれません。到着後はキャンディ駅から宿や目的地まで別途タクシーやトゥクトゥク（三輪タクシー）に乗り換える必要がある点も考慮に入れておきましょう。
飛行機でコロンボからキャンディへ移動
時間と予算に余裕がある特別なケースでは、国内線の小型飛行機で空路移動する方法も一応あります。
コロンボ市内に空港はありませんが、郊外のバンダラナイケ国際空港近くからキャンディ近郊まで小型機が定期運航しています。
たとえば民間航空会社シナモンエアの水上飛行機を利用すると、コロンボ（国際空港付近の水上滑走路）からキャンディ郊外のビクトリア湖上飛行場まで約30分で移動可能です。
空から眺めるスリランカの絶景は格別で、わずかな時間で目的地近くまでひとっ飛びできる体験は飛行機ならではです。
しかし、現実的にこのルートを利用する旅行者は多くありません。費用が非常に高額（片道あたり数万～十数万円）で、他の交通手段とは桁違いのコストがかかります。運航本数も少なく1日1～2便程度しかないため、自分の旅程にタイミングを合わせるのも容易ではありません。
さらに小型機ゆえ荷物重量制限が厳しかったり、離着陸の手続きや市街地から飛行場までの移動時間を含めるとドアツードアでの時間短縮効果はそれほど大きくない場合もあります。
キャンディ市内には空港がないため、飛行機は郊外の湖面に着水した後、そこから車で市内まで移動しなければなりません。総合的に考えて、よほど短期間の出張や特別な記念旅行で時間最優先の場合以外は現実的ではない手段と言えるでしょう。
コロンボ～キャンディ移動手段の比較表
各移動手段の所要時間・料金と主なメリット・デメリットをまとめました。
旅の優先事項（予算・時間・快適さ）に照らして比較検討してみてください。
| 移動手段 | 所要時間 (目安) | 料金 (目安) | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|---|---|
| タクシー | 約3時間 （渋滞時最大4時間） |
約15,000 LKR （約¥6,000～¥7,000） |
快適・高速・ドアツードア移動 | 費用が高い 現地交渉の手間 |
| バス | 約3.5～4.5時間 | 約500～800 LKR （数百円程度） |
運賃が格安 便数が非常に多い |
時間がかかる 混雑しやすい |
| 電車 | 約2.5～3.5時間 | 約200～800 LKR （数百円程度） |
非常に安い 車窓の景色が良い |
遅延が多い 本数が少ない |
| 飛行機 | 約30分 （別途手続時間） |
数万～数十万 LKR （USD200+） |
最速移動 空からの絶景 |
費用が非常に高額 便数が極めて少ない |
※LKR=スリランカルピー。1 LKR≒0.4円（レートにより変動）。料金は2024-2025年頃の情報に基づく概算です。
ポイント: コロンボ～キャンディ間は、高速道路が未整備の区間もあり移動に時間がかかります。
そのため「安さ重視ならバスや電車」、「時間短縮や快適さ優先ならタクシー」といった具合に、旅の目的や予算に応じて手段を選ぶと良いでしょう。初めてスリランカを訪れる方や、大きな荷物を抱えて現地移動に不安がある方は、多少費用をかけてでも信頼できるタクシー移動を確保しておくと安心感が違います。
スリランカタクシーサービス（チャーター車）がおすすめ！
最後に、上記の比較を踏まえて 最も快適かつ効率的な移動手段としておすすめの「チャータータクシー」サービス を紹介します。
コロンボ～キャンディ間の移動はもちろん、スリランカ旅行中のあらゆる移動を快適にしてくれる強い味方が、現地の政府公認企業が提供する日本人旅行者向けチャーター車予約サービス「スリランカタクシーサービス」です。
このサービスを利用すれば、移動にまつわる不安を解消しつつ自分たちの希望に合わせて柔軟に旅程を組むことができます。
主な利点は以下の通りです。
- 日本語での予約・相談が可能 – 言葉の心配なく事前に細かな要望まで伝えられます。
- 旅程を効率的に組める – 行きたい場所に合わせて最適なルートを提案してくれ、時間を有効活用できます。
- 安全・快適で信頼できるドライバー – 現地事情に精通したプロドライバーが安全運転で案内してくれます。
- 完全チャーター＆ホテル送迎で楽々 – 宿泊先への送迎込みで、大きな荷物があっても door-to-door で移動がスムーズです。
- タクシーが捕まらない地域でも安心 – 辺鄙な観光地でも専用車が待機してくれるので帰りの足の心配不要。
- 1日観光ツアーにも柔軟に対応 – 希望に応じて途中観光や日帰りツアーにもチャーター対応してくれます。
実際、この スリランカタクシーサービス は日本人利用者数が7年連続No.1という実績があり、「時間通りの安全運転で終始安心して観光を満喫できた」「現地事情に詳しいドライバーのおかげで主要スポットを効率よく回れて大満足」といった高評価の声が多数寄せられています。
移動ストレスを減らし、その分観光に集中するためにも、信頼できるチャータータクシーの活用は賢い選択と言えますね。
まとめ
コロンボからキャンディへの主な移動手段はタクシー・バス・電車・飛行機の4種類で、それぞれ所要時間や費用、快適さが大きく異なります。目的や予算に合わせて最適な手段を選びましょう。
- バス・電車は運賃数百円程度と格安ですが、移動に3～4時間かかり、混雑や遅延のリスクもあります。時間に余裕のあるバックパッカー向きです。
- タクシー（チャーター）は約3時間で到着し、ドアツードアの快適移動が可能な反面、料金は数千円と他の手段より高めです。快適さや時短を優先するなら有力な選択肢でしょう。
- 飛行機は約30分と最速ですが、費用が数万円と現実的ではなく、特別な事情がない限り一般旅行では利用されません。
- 初めてのスリランカ旅行や大きな荷物がある場合、また短い日程で効率重視の場合は、多少コストがかかっても信頼できるチャータータクシーを事前手配するのがおすすめです。安全かつ時間を有効に使えて安心感が違います。
各移動手段の特徴を押さえて、自分に合った方法でコロンボ〜キャンディ間の旅を楽しんでください。
快適な移動手段を確保して、スリランカの観光を思う存分満喫しましょう！