スリランカ旅行で「現地の移動手段、大丈夫かな?」と不安に感じていませんか?
初めて訪れる国では、電車やバスの乗り方、料金、移動の安全性など分からないことだらけですよね。
実はスリランカには鉄道・バス・トゥクトゥク・タクシーチャーターなど多彩な移動手段があります。
本記事ではそれぞれのメリット・デメリットや使い方のコツを網羅的に解説します。
まず最初に各移動手段のメリットとデメリットを列記した表が以下となります。
移動手段 | メリット | デメリット |
---|---|---|
タクシーチャーター (現実的に最も一般的) |
✅行程・時間を自由に組め効率抜群 ✅専用車で安全・快適・荷物も安心 ✅日本語サポート会社もあり初心者向け |
✅他手段より費用がかかる ✅ドライバー選びに信頼性チェック必須 |
鉄道 | ✅運賃が格安(長距離でも数百円) ✅絶景ルートが多く“移動=観光”を楽しめる ✅1等・2等なら指定席で比較的快適 |
✅遅延が日常茶飯事で時間が読めない ✅3等は超混雑&座席硬く長時間は疲れる ✅スリや置き引きのリスクがある |
高速バス(AC) | ✅冷房付きで座れれば比較的快適 ✅主要都市間を頻発し本数が多い ✅鉄道より若干速いケースも |
✅運転が荒く車酔いしやすい ✅満席時は立ち乗りか次便待ち・定刻発車でないことが多い |
路線バス(普通) | ✅最安の移動手段で路線網も最大 ✅ローカル体験ができる ✅乗降自由度が高く小回りが利く |
✅常に超満員&エアコンなしが基本 ✅運転マナーが悪く安全性に難あり ✅発車時刻が乗客次第で読めない |
トゥクトゥク | ✅街中の短距離移動に最強の機動力 ✅初乗り安く気軽に利用できる ✅配車アプリで料金表示も可能 |
✅法外料金を吹っかけられることがある ✅長距離や大荷物に不向き ✅排ガス・騒音・雨風にさらされやすい |
タクシー(Uber/PickMe) | ✅アプリで料金確定&記録が残る安心感 ✅冷房・シートベルト完備で快適 ✅荷物が多くても問題なし |
✅郊外では配車できない場合がある ✅公共交通よりは高コスト・通勤ラッシュ時は渋滞の影響大 |
国内線フライト(水上飛行機) | ✅遠距離を一気に時短(30分~1時間) ✅車窓ならぬ“空窓”で絶景を楽しめる |
✅運賃高め(50~150USD) ✅悪天候で遅延・欠航しやすい ✅就航地が限定される |
自転車レンタル | ✅世界遺産遺跡などを自由に巡れる ✅1日数百円と格安&運動不足解消 |
✅猛暑やスコールで体力消耗 ✅盗難防止の自己管理が必要 |
バイクレンタル | ✅自由度は最高で山道 ✅田舎道も走れる ✅レンタル料も1日約5~10USDと手頃 |
✅交通ルールが混沌 ✅事故リスク大・保険・ヘルメットなど手配が自己責任 |
レンタカー(自走) | ✅完全自由に好きなルートを取れる | ✅国際免許+現地許可証が必要 ✅道路事情が悪く運転難度が高い ✅事故時の対応が自己責任 |
安全に旅を楽しむポイントも交えますので、読み終えればスリランカ国内の移動手段への不安がきっと解消するはずです。
それでは早速、スリランカ国内移動の基本から見ていきましょう!
スリランカ国内移動の基本:広さと交通事情
スリランカは日本の北海道の約0.8倍の面積があり、主要な観光地が島内各地に点在する意外に広い国です。
鉄道やバスの公共交通網は国内ほぼ全域をカバーしており工夫次第で効率よく周遊できますが、日本とは道路状況や公共交通の利用環境が大きく異なります。
例えば列車やバスは時間通りに来なかったり、大幅に遠回りになったりすることも珍しくありません。
日本の外務省も「スリランカ国内を移動する際には安全な移動手段の確保に努めてください」と注意喚起しており、また米国務省も現地の公共バス利用は安全上おすすめしないとしています。まずはスリランカならではの交通事情を理解し、旅程にゆとりを持った計画を心がけましょう。
では、具体的な移動手段ごとに特徴と利用法を見ていきます。
鉄道で移動する(列車)
スリランカの鉄道は19世紀のイギリス統治時代に建設された路線網で、現在も主要都市や観光地同士を結んでいます。
移動スピードは速くありませんが、その分ゆったり旅情を味わえるのが魅力です。
特にキャンディ〜エラ間の山岳鉄道は「世界で最も美しい車窓」と称される南アジア屈指の絶景ルートで、紅茶畑や渓谷、九段アーチ橋(ナインアーチブリッジ)を眺めながらの列車旅は観光客にも大人気です。
コロンボからゴール(ゴル)へ海沿いを走る路線もインド洋を望む爽快な景色で、こちらも一見の価値があります。
ちなみに後述するタクシーチャーターを使えば、この区間だけは鉄道で行くという風にアレンジすることも可能です。
乗車駅まで送ってもらい切符も買ってもらって、降車駅に先回りしてピックアップしてもらうことも可能となります。
筆者が利用したタクシーチャーターをスリランカタクシーサービスです。
実際、筆者も旅程全般でタクシーチャーターを利用しながらもキャンディからエラ間は電車を利用しました。
本当に綺麗な車窓からの風景でした
料金の安さも鉄道の大きな魅力です。長距離でも運賃は数百円程度と格安で、例えばコロンボ~キャンディ(約120km)なら3等で約180ルピー(約80~90円)、1等でも500ルピー程度(約250円)しかかかりません。
主要列車には1等~3等の座席クラスがあり、1等は全席指定・冷房付きで展望車や寝台も含まれます。2等も予約可能な列車があり座席に多少ゆとりがありますが、3等は木製ベンチの自由席が基本で通勤客で大混雑します。
長距離を3等で移動するのはかなり体力が必要なので、快適さを求めるなら早めに1等または2等の指定席を予約するのがおすすめです。予約は主要駅の窓口で乗車30日前から可能なほか、スリランカ鉄道公式サイトや電話予約、最近では12Goなどのオンライン予約サービスでも受け付けています。
乗車時のポイントとして、切符を買ったら改札を通りホームの案内表示で列車の行き先と発車ホームを確認しましょう。
地方の小駅では電光掲示板ではなく看板表示の場合もあります。時間通りに来ない列車も多く、特に途中駅から乗るとき遅延は日常茶飯事です。
1等は指定席で安心ですが、2等・3等の自由席車両では席取り合戦になるため、大きな荷物がある場合はデッキや通路まで人が溢れて苦労することもあります。発車直前にホーム変更になるケースもあるので、不安なときは駅職員や周囲の乗客に「この列車は○○行きで合っていますか?」と確認すると良いでしょう。
列車旅最大のメリットは何と言っても美しい景色と旅情です。
窓から手が届きそうな茶畑の景観やゆったりと揺られる車内で紅茶を飲むひとときは、移動以上の思い出になるでしょう。
以下は実際に私が撮影したものです。息を呑む田園風景ですね。
また運賃が非常に安く長距離でも出費を気にせず利用できるのも魅力です。一方デメリットは時間がかかりダイヤも正確でない点です。
例えばコロンボ~キャンディ間はバスなら約3時間ですが、列車だと急行でも2.5~3時間、普通列車では4時間以上かかることもあります。「スリランカ鉄道はカタツムリの速さ」と揶揄されるほど山岳区間ではノロノロ運転になり、旅程に余裕がない場合は注意が必要です。
さらに遅延のほか、車内でスリ(盗難)被害に遭うケースも報告されているため、大きな荷物や貴重品の管理には気を配りましょう。
総じて鉄道は「効率より体験重視」の移動手段と言えます。絶景を楽しみたい区間ではぜひ活用しつつ、タイトな日程の移動には他の手段も組み合わせるなど計画時に遅延リスクも織り込んでおけば、きっと忘れられない鉄道旅が楽しめるでしょう。
バスで移動する(長距離バス・ローカルバス)
スリランカのバスは地元の人々の日常の足であり、国内最多の路線網と運行本数を誇る主要な移動手段です。
首都コロンボや古都キャンディをはじめ、島内ほぼ全域に路線が張り巡らされ「行けない場所はない」とまで言われます。主要都市間ではエクスプレス(急行)バスも頻発しており、コロンボ~キャンディやコロンボ~ゴール間などは早朝から夕方までひっきりなしに出発しています。
運賃は驚くほど安く、短距離なら20~50ルピー(約10~30円)、長距離でも数時間乗って200~300円程度と格安です。例えばコロンボ~キャンディ間の普通バスでも150~300ルピー(約75~150円)ほど、エアコン付きの高速バスでも1000ルピー(約500円)程度です。
券は基本的に乗車後、車内係(車掌)に行き先を告げて支払えばOK。多くのローカルバスは定員が埋まり次第出発するため、乗客が集まるまでターミナルで長く待たされることもあります(閑散時間帯や地方路線では1時間以上発車しないことも…)。時間に制約がある旅では注意しましょう。
バス乗車のコツとして、まず目的地行きのバスが出るターミナルや乗り場を探す必要があります。
都市によっては長距離バスターミナルが複数あり、行き先ごとに発着所が分かれているので現地で確認が必要です。
分からなければ周囲の人に英語で尋ねれば親切に教えてもらえます。乗車したら係員が巡回してきて運賃を集めるので、その際に支払いチケットを受け取りましょう。
大きな荷物はトランクに入れてもらえますが、荷物代を請求されることもあります。降りるときまでチケットは保管してください。
なお多くのバスは道路沿いなら決まった停留所以外でも手を挙げれば乗せてくれるローカルスタイルです。
走行中のバスに合図すると減速して拾ってくれますが、完全には停車せず乗降させる荒技もしばしばなので、乗る際は飛び乗る勢いで、降りる際も走りながら飛び降りるような光景すら見られます。無理は禁物ですが、こうした体験も「旅の醍醐味」と言えるかもしれません。
バス移動の最大のメリットはなんといっても運賃の安さと路線網の広さで、「安くどこへでも行ける」ことです。
鉄道が通っていない世界遺産の遺跡群(シーギリヤ、アヌラーダプラなど)へもバスならアクセスできますし、特に節約志向のバックパッカーには強い味方でしょう。
窓全開のバスでシンハラ語ポップスやクラクションをBGMに疾走し、隣席の乗客との何気ない会話や親切心に触れる――そんなローカル体験そのものが思い出になるのもバス旅ならではです。
一方、デメリットは快適さと安全性に欠ける点です。車内は常に満員で座れないことも多く、座れてもヒザ上に荷物を抱え隣の人と密着…長時間だと相当疲れます。
運転マナーも日本とは桁違いに荒く、猛スピードと急ブレーキの連続でまるでジェットコースターです。
山道を猛然と飛ばすバスでは、外国人旅行者が必死に掴まっていたという笑えないエピソードもあるほどで、特に小さなお子さん連れにはおすすめしにくい移動手段です。時間の正確さも期待できないため、旅程には常に遅延のリスク織り込みが必要になります。
日本の外務省も「バスや三輪タクシーの運転は乱暴で整備不良、保険未加入車も多く、安全水準は日本より低い」と指摘しており、米国務省も「安全上の理由から現地の路線バス利用は推奨しない」と警告しています。スリや痴漢被害の報告もあるため、利用時は貴重品管理や周囲への目配りを忘れずにしましょう。
総じてバスは「安くどこへでも行けるが快適さと時間管理は捨てる」という割り切りが必要です。
旅慣れた個人旅行者やバックパッカーには心強い味方ですが、小さな子連れや高齢の方には負担が大きいでしょう。
快適さや安全重視なら後述のタクシーチャーター車を、コスト重視でローカル体験も満喫したいならバスを――と、ご自身の旅のスタイルに合わせて選んでください。
トゥクトゥク(三輪タクシー)を利用する
街中を歩けば常に「トゥクトゥク(Tuk-tuk)」と呼ばれる三輪タクシーが走り回っているのを目にします。
現地ではスリーウィーラー(Three-wheeler)とも呼ばれるこの小型三輪車は、インドや東南アジア同様に短距離移動の代表的な手段です。
観光客にとっても、ホテル~レストラン間(数km程度)や近場の観光スポット巡りなどで気軽に使える便利な乗り物です。首都コロンボなど都市部ではUberや現地アプリのPickMeでトゥクトゥクを呼ぶこともできます。
料金体系と交渉:
トゥクトゥクは大きく分けて「メーター制」と「事前交渉制」の2種類があります。コロンボなど都市部では最近メーター付きが増えており、屋根に「METER」ランプが点いている車両が目印です。初乗り運賃は約50ルピー、以降1kmごとに約35ルピー加算されるのが一般的な設定です。一方、地方や観光地では依然として交渉制が主流です。乗車前に行き先と料金を運転手と直接交渉して決める必要があり、短距離でも最初は高めの金額を提示されるのが普通なので必ず値切り交渉をしましょう。目安として2~3km程度の近距離なら100~150ルピー(約50~75円)程度がローカル相場です。交渉成立後に乗車し、支払いは降車時に行います。
支払い時の注意
転手から「お釣りがない」と言われるケースが多いので要注意です。実際には細かい紙幣を持っていてもチップ狙いでそう主張する運転手が少なくありません。対策として小額紙幣を多めに用意し、ぴったりの額を支払うようにしましょう。基本的にチップは不要ですので、「お釣りが無い」と言われても毅然と「では両替してきて」と伝えればOKです。また現地情報によれば、配車アプリ経由でカード払い設定にすると嫌がってキャンセルする運転手もいるようです(理由は不明ですが現金の方が都合が良いのでしょう)。アプリで呼ぶ場合も支払いは現金にしておく方が無難です。
乗り方のコツ
街中でトゥクトゥクに乗りたいときは手を挙げて合図すれば、近くの空車が停まってくれます。乗車したらまず行き先を告げ、メーター車ならメーターが動き始めるのを確認しましょう。交渉制なら再度料金を確認してから発進してもらいます。支払いは降車時です。大きなスーツケースなど荷物がある場合、車体が小さいトゥクトゥクには積みにくいため基本的に不向きです。空港から宿までトゥクトゥクで…というのも、荷物が多い場合は避けた方が良いでしょう(そもそも空港では普通のタクシー車がメインです)。乗車中はヘルメット着用義務はありませんが、しっかり車両のバーに掴まり安全運転してもらいましょう。万一スピードの出し過ぎなど危険を感じたら、「ゆっくり走ってください (Slow down, please!)」と遠慮なく伝えてOKです。
トゥクトゥク利用の最大のメリットは街中での機動力抜群の手軽さです。車体が小さいので狭い路地にも入り込め、自宅の玄関から玄関まで送り届けてもらえる感覚で利用できます。料金も短距離なら安く、わざわざタクシーを使うほどでない移動に最適です。陽気な運転手とのちょっとした会話も含め、一度は乗ってみる価値があるでしょう。
一方デメリットは長距離や大荷物には不向きなことです。高速道路も走れず、ドアも窓もないオープンな構造のため天候や排気ガスの影響をモロに受けます。
特にコロンボ市内はディーゼル車の黒煙で大気汚染が酷い時間帯もあるため、トゥクトゥクに乗っていると排ガス臭がかなり気になるでしょう。使い捨てマスクで喉や鼻を防護するのも一案です(郊外なら心地よい風で問題ありません)。
また観光客慣れした一部の運転手には客引きがしつこかったり、法外な料金を吹っかけてきたりするケースもあるので注意が必要です。特に観光地で待機しているトゥクトゥクほど高額を提示しがちなので、そんな場合は配車アプリで適正価格の車両を呼ぶ手も有効でしょう。
安全面では、外務省も「三輪タクシーの安全水準は非常に低い」と述べており、無謀な運転による事故や無保険車のリスクが指摘されています。
夜間に利用する際は飲酒運転にも警戒すべきです。総じてトゥクトゥクは短距離を手軽に移動する足として割り切り、それ以上の距離や荷物が多い移動はタクシーやチャーター車に任せるのが賢明と言えるでしょう。
タクシー・チャーター車を利用する
タクシー(乗用車)はスリランカ各地の移動を安心・快適にしてくれる頼もしい手段です。
コロンボなど都市部ではUberや現地の配車アプリ「PickMe」で手軽に呼ぶことができ、事前に料金が表示されるためぼったくりの心配がありません。
冷房付きの車内は快適で、大きな荷物もトランクに積めます。道に不案内でもプロのドライバーがナビしてくれるので移動中はリラックスしていられます。
個人旅行でも小グループや家族連れでも、コストより快適さ優先なら最有力の移動手段と言えるでしょう。
アプリで完結する手軽さも魅力で、異国の地でいちいち運転手と料金交渉するストレスから解放されます。万一トラブルがあってもドライバー情報や走行履歴が記録されるため安心感があります。
料金の目安:
タクシー料金は日本に比べると格安です。例えばコロンボ市内のタクシーは初乗り約100ルピー(約50円)、1kmあたり約50ルピー(約25円)ほどで、市内5km移動しても300円前後にしかなりません。長距離移動ではそれなりの額になりますが、複数人で割り勘にすれば一人あたりの負担はかなり軽減されます。なお都市圏を離れるとUberやPickMeが使えない地域もあります。郊外では登録ドライバー自体が少なく、アプリで車が捕まらないこともあります。その場合は宿泊先に頼んで地元のタクシー会社に電話してもらう形になります。
ただ、チャーター車(貸切タクシー)の利用がスリランカの個人旅行では一般的な手段と受け入れられています。
運転手付きの車両を専用でチャーターすれば、時間や経路を自由に組める最高の柔軟性が得られます。公共交通での移動に比べ圧倒的に効率が良く、例えば主要観光地を1日で何ヶ所も巡ることも可能です。
荷物も常に車に積んでおけるので身軽に観光できますし、運転手が各スポットでガイドや通訳をしてくれるケースもあります。
大勢の観光客が、バスや電車の煩わしさを避けて車+運転手による周遊ツアーを選択しているのもうなずけます。実際「公共交通の煩わしさを考えると、多くの旅行者が車とドライバーを雇って島内を巡る。これは柔軟性が高く、思ったほど高額でもない」という旅行ガイドの指摘もあります。
チャーター車の料金相場は車種やプランにもよりますが、 1日あたり約1万円から1万5000円で利用できます。
「高い」と思うかもしれませんが、先述のようにタクシーは日本より遥かに安いため、これで島内を自在に移動できると考えれば決して高額ではありません。
複数人で利用すれば1日あたり数千円でも利用可能となります。実際、6~7人乗りの大型バンをチャーターして家族旅行を快適に過ごしたというケースも多く、人数が多いほど一人あたりの割安感が大きくなります。
事前に示されたコミコミの定額料金なので途中で追加料金を請求される心配もなく、安心して利用できます。
もし予定変更で行き先を変えたくなっても、自分専用の車なら柔軟に対応してもらえるのも利点です。タクシーチャーター利用のメリット・デメリット 最大のメリットはやはり安全・快適・確実に目的地まで移動できることです。
公共交通では時間が読めなかったりスリや事故の不安もありますが、信頼できるドライバーに任せればその心配もぐっと減ります。
旅行者自身は移動中の疲労やストレスから解放され、観光に専念できます。
デメリットを挙げるとすれば、他の手段に比べ費用がかかる点ですが、前述したように日本に比べればタクシー料金は良心的で割安です。
長距離でも人数によってはバス+鉄道より安くつくケースさえあります。
レンタカー(自分で運転)という選択肢も一応ありますが、正直なところ初めての旅行者にはあまりおすすめできません。
スリランカで運転するには日本の国際免許に加え、コロンボの自動車協会で別途許可証を取得する必要があります。
それ以上に道中のリスクが大きく、道路には歩行者やバイク、暴走気味のバス、横切る動物まで様々な「ハザード(危険)」が溢れています。
現地の人曰く、島内を運転するには「良いクラクション・良いブレーキ・そして運次第」だそうで、暗に「運転は相当大変」ということを表しています。
実際、大小様々な車両がクラクションを鳴らし合いながら追い越しをかけ、見通しの悪いカーブでも対向車線にはみ出してくるような光景もしょっちゅうです。
旅行者が無理に運転すると事故の危険も高いため、レンタカーを利用する場合も極力ドライバー付き(チャーター)にするのが無難でしょう。
その他の移動手段:国内線フライト・バイクレンタルなど
スリランカには短距離の国内線フライトも存在します。主にリゾート向けの水上飛行機(エアタクシー)で、コロンボを拠点に16箇所以上の主要観光地へ定期便が運航されています。
例えば北部ジャフナや東部バッティカロア、南部ヤーラ国立公園など、車なら8~10時間以上かかる遠方にも空路なら30分~1時間程度で一気に移動可能です。日程に余裕がなく長距離移動を時短したい場合、有力な手段と言えるでしょう。
ただし運賃はやや高めで、区間にもよりますが片道50~150ドル程度(約7千~2万円)と変動します。また小型機ゆえ天候の影響を受けやすく、季節や天気によってはスケジュール変更や運休も珍しくありません。
利用する際は事前に運航状況を確認し、日程に余裕を持った計画を立てましょう。なお空港は湖や川を利用した水上が多く、国内線でも搭乗時にパスポートが必要になる点は覚えておいてください。
また観光地によっては自転車やバイクをレンタルして巡る旅行者もいます。
例えば世界遺産のアヌラーダプラやポロンナルワでは、遺跡群が広範囲に広がるため自転車での散策が人気です。レンタサイクル料金は1日あたり500~1000ルピー(約250~500円)程度と格安で、多くのゲストハウスやホテルで貸し出しがあります。
熱中症対策に帽子や水を忘れず、のんびり遺跡巡りを楽しんでみるのも一興でしょう。
一方、オートバイ(スクーター)のレンタルは冒険好きの旅人向けです。エラやミリッサ、ヒッカドゥワなどの町では1日1000~2000ルピー(約5~10ドル)ほどで貸し出す店があります。自由気ままに移動できる反面、交通ルールに不慣れな外国人にとってスリランカの道は危険も伴います。
ヘルメット着用は義務ですし、保険加入や故障時の対応などリスク管理は万全にしてください。短距離の移動ならともかく、長距離や都市間の移動にはあまり向いていないでしょう。総合的に見て、初めてのスリランカ旅行では無理せず前述の公共交通やタクシーを利用する方が安心です。
スリランカ国内移動はタクシーチャーターで安心快適に
ここまで各移動手段を比較してきましたが、安全性と効率の面で最もおすすめなのはタクシーのチャーター利用です。
特に初めてスリランカを訪れる旅行者や、小さなお子さん連れ・シニアの方には、多少コストがかかっても専用車で移動した方が安心感が違います。実際、多くの日本人旅行者がスリランカでチャーター車を利用しており、信頼できるドライバーが旅程全体をサポートしてくれるメリットは計り知れません。
中でも日本人に人気なのが、タクシーチャーターサービス「Sri Lanka Taxi Service(スリランカタクシーサービス)」です。こちらはスリランカ政府公認の現地会社が運営しており、7年連続で日本人利用実績No.1という輝かしい実績を誇る信頼のサービスです。
政府の正式な許認可を得た正規のタクシー会社なので公的なお墨付きがあり、無許可の白タクやその場交渉のタクシーとは安心感が違います。さらに日本人経営の会社でもあるため、スタッフやドライバーには日本語対応者が揃っており、問い合わせから予約、旅程の相談、緊急時サポートに至るまですべて日本語OKという手厚い体制が整っています。言葉の壁を気にせず依頼できる強い味方になってくれるでしょう。
実際、私もスリランカタクシーサービスを利用してスリランカ旅行を効率的に巡りました。
料金面でも利用しやすく、業界最安水準の明朗コミコミ定額制を採用しています。距離や時間の制限なく巡っても追加料金ゼロで後精算も一切なしと公式に謳っており、ドライバーの宿泊費や高速代なども含めた料金なので計画が立てやすいです。
もし旅行プランが変わっても前日までキャンセル無料のため、急な予定変更にも柔軟に対応できます。派遣されるドライバーは政府公認のプロのガイド資格を持つ厳選ドライバーばかりで、英語はもちろん日本語対応できる人もいます。
移動中に土地の豆知識を教えてくれたり、観光地では写真撮影を手伝ってくれたりとサービス精神旺盛なドライバーが多い点も評判です。万一旅先でトラブルが起きた場合も、日本語ヘルプデスクに連絡すれば現地で即サポートしてくれる体制があり、医療機関の手配など緊急対応も日本語でOKなので初めての旅行でも心強いですね。
実績の面でも申し分なく、Sri Lanka Taxi Serviceは累計7,000人以上もの日本人旅行者に利用されてきた実績があります。口コミ件数も500件を超えており「7年連続日本人利用No.1」の肩書きに違わぬ信頼ぶりです。利用者からは「荷物も心配も車に預けて観光だけを楽しめた」「無料のルート相談で“効率×絶景”プランを提案してもらえた」といった感想も寄せられており、初めてのスリランカ旅行を安全かつ快適に楽しむうえで最適なサービスだと言えるでしょう。
興味がある方は公式サイト(日本語)から簡単に問い合わせできます。予約フォームは記入30秒ほどで、日本語で送信可能ですぐに回答がもらえます。コロンボ空港送迎から○○周遊○日間プランまで、要望に合わせて柔軟に手配してくれるので、ぜひ活用してみてください。